ペットや小さな子供がいる家庭では、外出しても自宅の様子が気になることだろう。そんな時は、ネットワークカメラを使えば、手持ちのスマホで自宅の様子をリアルタイムで確認できる。今回は、高機能なWi-Fi対応ネットワークカメラ「CS-W70HD」を利用して、外出先から自宅の様子をチェックする技を紹介しよう。
遠隔地から自宅やオフィスの映像・音声を監視する
「子供が安全に過ごしているか」「ペットがおとなしくしているか」など、外出先で自宅の様子が気になる人は多いだろう。コンロの火を消したか、玄関のカギをきちんと閉めたか、などで心配になることもあるかもしれない。そんな時に活躍するのが監視カメラだ。とは言え、業者に工事を頼んだり、仰々しいシステムを導入する必要はない。数万円のネットワークカメラを購入し、自宅のネットワークにつなげるだけでいいのだ。
そこで今回はネットワークカメラ「CS-W70HD」(プラネックスコミュニケーションズ、実売約3万3000円)を使って、自宅の監視カメラ構築方法を紹介する。CS-W70HDは、家のネットワークにつないで、外出先からスマホで映像や音声をチェックできるネットワークカメラだ。有線LANだけでなくWi-Fiに対応しているので、設置場所を選ばないのがうれしいところ。クラウドを利用しているので、家のルーターを経由するための複雑な設定が不要なので初心者でも簡単に導入できる。
カメラ部分は180度のパンと90度のチルトが可能で、1ヵ所の設置でも広い範囲をチェックできる。さらに温度測定機能や双方向の音声機能、夜用のレンズと赤外線LEDを備えるなど、なかなか本格的なのだ。スマホアプリはiPhoneやiPad、Android、Kindle用が無料でダウンロードでき、Windows用アプリも用意されている。
CS-W70HDは据え置き型なので、好きなところにそのまま設置できる。とは言え、カメラを上に向けることはできるが、水平より下に向けることはできない。もしカメラを高い位置に設置したいなら、壁にねじを2本打って、カメラを下向きになるように取り付けることもできる。その際は設定で「ビデオフリップ」をオンにして、映像を逆にする。
有線ならケーブルを差しこむだけ
無線ならWPSボタンを押すだけの簡単設定
まずはCS-W70HDをネットワークに接続する。有線LANケーブルを引き回せるなら、ケーブルを差し込むだけでOK。Wi-Fiの場合は、WPSに対応しているので、Wi-FiルーターのWPSボタンを押し、続いて「CS-W70HD」のWPSボタンを押せば自動的に接続できる。
ネットワークにつないだら、アプリを起動し、カメラを登録する。Windowsだけでなく、iPhone/Android/Kindle用のアプリも用意している。好きな端末で作業すればいいだろう。設定後、すぐに映像が表示されるはずだ。
Wi-Fiで接続したいのに、どうしてもWPSでつながらないこともある。そんな時は、まず有線LANで接続し、Wi-Fiの設定を開いて直接暗号化キーを入力すればいい。
(次ページでは、「パン・チルトで映像をチェック!」)
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