ワイモバイルが発表した新型PHS「Heart 401AB」。デザインや可愛さを最優先として企画された、音声通話専用の端末である
なお、商品企画はワイモバイルだが、実際に開発・製造したのはイエデンワやストラップフォンで知られるエイビットである。
Heart 401ABは普段はハート型だが、通話する際はハートの真ん中を捻ってストレート型にして利用する(ハートを割ったら失恋じゃん……というツッコミは無し!)。ちなみにハート型のままでの通話や操作は不可能だ。
機能は通話のみでSMSの送受信にも対応しない割り切った仕様になっている。操作方法は1つの電源キーに加えて、ストレート型時に本体下部の部分を上下左右にフリックすることで可能。メニューを操作して、履歴の確認やアドレス帳の表示ができる。電話番号の入力は上下フリックで数字を切り替え、左フリックで次の桁に移る。
アドレス帳の入力は単体では不可能だが、スマホアプリからの転送が可能。これにはSMSの仕組みを利用しているとのことだ(SMSの送受信には対応していないが、SMSの通信自体は利用できる仕組みになっている)。
なんとも不思議な端末だが、発売は3月下旬を予定。本体サイズはハート型時が約68×68×26mm、ストレート型時が約43×93×26mm、重量は約54g。連続待受時間は約160時間で、連続通話時間は約2時間(ともに測定中)。端末価格は実質価格で1万2600円(350円×36回、税抜)となっている。
なお、セーラームーンのデコレステッカーやハート型の充電器などがセットになるコラボ企画や、自由が丘スイーツフォレストでの特別展示なども予定されている。