ティントリジャパンは1月15日、仮想化環境専用ストレージの新製品「Tintri VMstore T800シリーズ」と最新OS「Tintri OS 3.1」を発売した。T800シリーズではデータ圧縮機能が強化されており、従来モデル(T650)比で最大3倍のデータ容量を保存できるとしている。
発売されたのはT820、T850、T880の3機種。それぞれのスペックは次のとおり(「論理実行容量」はデータ圧縮を用いた場合に保存できる容量)。
機種名 | 実効容量 | 論理実効容量 | サポートVM数 | 参考価格(税抜) |
---|---|---|---|---|
T820 | 10.5TB | 23TB | 750 | 1480万円 |
T850 | 30TB | 66TB | 2000 | 2980万円 |
T880 | 45TB | 100TB | 3500 | 5060万円 |
T800シリーズでは、搭載するハードディスク上で機能するデータ圧縮をサポートし、論理実効容量を圧縮前比で約2倍に拡張した。これにより、ハイエンドモデルのT880では論理実効容量が100TBとなり、従来のT650比と同じ筐体サイズで3倍のデータを保存可能になった。このことから、42Uサイズのラック1台に最大で1PBの容量、3万5000台の仮想マシンを収容できる。
また、同時に発表されたOS最新版「Tintri OS 3.1」では、ヴイエムウェアの災害復旧(DR)対策製品「VMware vCenter Site Recovery Manager(SRM)」との連携機能が追加された。SRMのリカバリプランと、Tintriストレージが備えるレプリケーション機能「Tintri ReplicateVM」が連携稼働する。
さらに、ディスク暗号化機能「SecureVM」ライセンスも発売された。SecureVMのライセンス参考価格(税抜)は64万円から。