日本ヒューレット・パッカード(HP)は12月25日、「HP ProLiant サーバー Generation 9(Gen9)」において、新たに6機種の販売を開始した。コストパフォーマンスを追求したエントリーサーバー「ProLiant 10シリーズ」2機種も含まれる。また統合管理ソフトウェア「HP OneView」の最新版もリリースした。
新機種6製品のうち、10シリーズのDL60 Gen9とDL80 Gen9は、仮想化/クラウド、ソーシャルサービスといったワークロード向けに、初期投資を抑えたサーバーの導入を可能にするエントリークラス製品。上位シリーズ(300シリーズ)譲りの冗長性や“自働サーバー”機能による管理性、拡張性を兼ね備えながら、最小構成価格を49%低減(DL60 Gen9とDL360 Gen9の比較)している。
また、100シリーズのDL120 Gen9は1ソケットサーバー。XL740f Gen9およびXL750f Gen9は「Apollo 8000 System」向けの高密度サーバートレイで、「Xeon Phi 7120Dコプロセッサー」または「NVIDIA Tesla K40KL GPU」を搭載している。
ITインフラの統合管理ソフトウェアであるOneViewでは、新バージョン(1.20)がリリースされた。ProLiant Gen9(DL/BL)をサポートしたほか、ProLiant G6/G7(DL/BL)を監視対象としてサポート、またレポーティング機能やダッシュボードカスタマイズ機能などの拡張機能がある。
製品名 | 説明 | 最小構成価格(税抜) |
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DL60 Gen9 | 10シリーズ/1U/2Way | 21万7000円 |
DL80 Gen9 | 10シリーズ/2U/2Way | 28万2000円 |
DL120 Gen9 | 100シリーズ/1U/1Way | 25万7000円 |
ML150 Gen9 | 100シリーズ/タワー/2Way | 26万円 |
XL740f Gen9 | Apollo 8000用/Xeon Phi/2Way | - |
XL750f Gen9 | Apollo 8000用/NVIDIA Tesla/2Way | - |