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飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ) 第4回

マイクロソフトのオープンソースへのコミットはけっこう古い

デプロイ王子、マイクロソフトとオープンソースとの関係を語るの巻

2014年12月26日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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ツールは最強なのに一枚岩感がまったくなかった

パクえ先生:でも、当時のマイクロソフトは製品ごとの断絶が激しかった。Team Foundation Serverの人はTeam Foundation Server最高!って言っていて、Visual Studioの人はVisual Studio最高って言っている。オープンソースから来た人が見ると、あまりにも縦割りがすごすぎて、よさが伝わらなかった。当時はなんで、これを統合しないのだろうと思った。

デプロイ王子:わかるー。本当にもったいなかった。

パクえ先生:コード管理、課題管理、デプロイツールまであって、なんだかんだ一枚岩で揃っているのは、他のクラウドより、Azureだったんです。でも、まったく一枚岩感がなかった(笑)。

一同:(笑)。

デプロイ王子:でも、その一枚岩感を脳内で補完していたら、これはけっこう行けるのじゃないかと思った。AzureはWindowsも、Linuxも使えるし、パフォーマンスもいい。これならお客さんに提案するのも悪くないなあと思って、Visual StudioのExpress版も使い始めたのです。

TECH大谷:オープンソースの世界からVisual Studioって違和感ありませんでした?

デプロイ王子:Visual Studioで、IntelliSenseを使えば、いろいろ自動補完してくれるし、ビルドも簡単。最近は、CI向けの製品もあって、Gitやvi互換キーバインドも使えるし、なんだかんだ便利ですよ。昔は重かったけど、最近は軽くなっているし。

TECH大谷:最近はMVPとしてマイクロソフトのイベントにも登壇するようになっていますよね。

パクえ先生:確か「Go Azure」とか出ていたよね。

デプロイ王子:ちょうどLinuxサポートし始めたくらいですからね。僕はオープンソース側の人で出ていたので、Ubuntuで立ち上げたXでプレゼンとデモをやるという内容。マイクロソフトのイベントなのに、Windowsの画面が一度も出てこない(笑)。

パクえ先生:あれは極悪だった(笑)。面白かったけど。

続く。

飲み屋トーク① Azureからre:inventへ!西海岸を飛ぶデプロイ王子

大谷:Facebook見ていたら、廣瀬さんずーっと西海岸行っていましたよね。

デプロイ王子:最初の1週間はMVP Global Summitというマイクロソフトのイベントでシアトルに行っていました。これから1年間のロードマップや製品開発のコミットメントをNDA前提で聞くのですけど、Azure組だけボリューム多すぎて居残りなのです。

デプロイ王子が参加したMVP Global Summit。シアトルで缶詰。

大谷:みんな、中庭集まれーみたいな(笑)。

デプロイ王子:朝6時くらいに迎えに来たバスで会場に移って、朝から夕方までセミナーとハンズオン。ご飯くらいゆっくり食べられるのかと思ったら、ランチボックス席に持ってきて、そのままランチセッション。これが5日間です。正直、修行僧かと思いました。

パクえ先生:途中からFBの写真、みんな同じになっていたもん。

デプロイ王子:で、終わったらシアトル経由で来たISIDの渥美さんのre:Invent組と合流して、空港まで車で送っていったり。

パクえ先生:現地のサポーターとして動いてるね。

デプロイ王子:そのまま別便でラスベガス行ってre:Inventに行ったです。それにしても、日本ってご飯美味しいですね。

大谷:タイ料理食いながら、そのコメントもないんですけどね(笑)。

MB得上:ホント、ラスベガスだと2日目から「Panda Express」神様に見えますからね(笑)。


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