今年で6回目を迎えた東南アジア最大級のアニメコンベンション「Anime Festival Asia」(以下、AFA)が、サンテック・シンガポールコンベンションセンターで12月5日から7日まで開催された。
今年もサンテック・シンガポールコンベンションセンターで開催された「AFA」。2015年にはタイのComic-ConやAnimeJapanとのコラボレーションなども連携も企画されているようだ
年々参加者は増加の一途をたどるAFA。開催地のシンガポールを始め、隣国のマレーシアやインドネシアに加えてタイ、ベトナム、ミュンマー、カンボジアといった東南アジア全体から9万人が来場した。昨年と比べると1万人増となる。
AFAといえば、日本のアニメイベントにも見劣りしない豪華なゲストが来場することでも知られており、今年も堀江由衣や金元寿子、今井麻美、三森すずこらの声優や、Revo、蒼井エイル、LiSA、May'nなどのアーティスト、さらに、岩上敦宏、赤尾でこといった第一線で活躍するアニメ制作スタッフも参加していた。
今井麻美、沼倉愛美、田所あずさ、大橋彩香、原由実といった声優もゲスト参加していた「アイドルマスター」は大規模なブースを用意
コンベンションホールでは、アニプレックスやバンダイ、ブシロードといったアニメファンにはおなじみの企業に加えて、グッドスマイルカンパニー、メガハウス、ソニー・コンピュータエンタテインメントといったフィギュアメーカーやゲームメーカーが出展。グッズの展示・販売やコンテンツの販促が行なわれていた。
一部のブースでは、ゲストとして登場する声優やアーティストによるサイン会やミニライブなども開催され、イベントの賑わいに寄与していた。
シンガポールでも人気のガンプラブースでは、先日のガンプラエキスポで発表されたばかりの「PG 1/60 RX-0 ユニコーンガンダム」も展示されていた
昨年は、「ソードアート・オンライン」を中心に展示をしていたアニプレックスブース。今年は複製原画など物販に力を入れていた
AFAにプロデューサーとして参加しているダニー・チューのカルチャージャパンブースでは、スマートドールをメインとした展示となっていた
フィギュアーツシリーズを擁する魂ネイションもブースを出展。シンガポールでも仮面ライダーなどの特撮は大人気
ブシロードブースでは、ヴァンガードなどのTCGに加え、ブシモがスクフェスのプロモーションを実施していた
また、キヤノンや日清食品の現地法人もブースを出展しており、写真をプリントする文化が根付いていていないシンガポールのコスプレイヤーに向けたフォトプリンターのデモンストレーションや、カップヌードルのプロモーションなども行なわれていた。
ステージホールでは、先に挙げたアーティストによるライブや、ゲストとして招聘された人気コスプレイヤーなどが出演するライブやパフォーマンスが実施された。
キヤノンブースでは、撮影セットを用意。プロカメラマンが撮影した写真をその場でプリントしてプレゼントしていた
ランティスやホリプロといったブースでは物販に加えて、アーティストによるサイン会やライブなども実施されていた
ソニー・コンピュータエンタテインメントアジアはPS4の体験コーナーを用意
日清食品は、カップヌードルの販売を実施。通常の市価よりも安いこともありお昼時には長蛇の列ができていた
海外ではアイドル化しているコスプレイヤーもゲストとして招聘。自身の写真集の販売や出展ブースでの販促活動などに一役買っていた
なお今年は、ドワンゴのニコニコ国会議もAFA会場内で実施された。人気の歌い手や踊り手が出演するステージイベントや、ニコニコ超会議の会場でも人気だった「集団で踊ってみた」や、進撃の巨人の立体機動装置体験コーナーなどが設置された。
AFAの会場の1/4程度のスペースを使ったニコニコ国会議。ニコニコ動画はシンガポールでも人気があり多くの来場者で賑わいを見せていた
踊ってみたコーナーでは日本からやってきた踊り手の掛け声に合わせて、一糸乱れぬ踊りを見せていた
立体機動装置コーナーも大人気で1時間以上の待ち時間となっていた
コスプレ撮影エリアは、ホールの外。入場チケットを持っていなくても参加できることもあり、多くのコスプレイヤーとカメラマンが集結。日本と違い大きな照明が建てられることもあり、壁際では多灯ライティングで撮影する姿が見られた
海外のイベントで時折見られるイベント会場でのプロポーズ。AFAでも、タキシード仮面がブラック・レディにプロポーズする一コマがあった
建物の外でもコスプレ撮影が可能となっており、屋外で撮影を楽しむ一段の姿もあった
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