細かな設定が充実
初心者向け簡単モードもあるZenFone 5
以前に本連載でASUSのMeMO Padを取り上げたが、ZenFone 5には共通のUIが多い。たとえば画面右上をスワイプすると「クイック設定」が表示し、ワンタッチで設定のオン・オフが可能。左上をスワイプすれば「クイック通知」となる。また画面設定を「読書モード」にすることも可能だ。
ASUS独自のアプリとして「やることリスト」「WebStorage」「AudioWizard」「Splendid」が並び、とくに「Splendid」では画面の色温度や彩度の調整ができる。
バッテリーが気になるのなら、3モードを用意した「省電力設定」をチェック。画面消灯時にネットワーク接続を切断する「超省電力モード」、ネットワーク接続が維持される「最適モード」、機能ごとに画面の明るさを変えられる「カスタマイズモード」を好みで選べる。
初心者に便利な「簡単モード」は大きなアイコンと、大きな文字のメニューが特長。ロック画面では時計が大きく表示され分かりやすい。
ほかにもタッチの感度を上げることで手袋を付けていても操作ができる「グローブモード」、スマホの画面をPCに表示する「PC Link」アプリも便利そう。お手頃価格のスマホなのだが、設定項目は充実しているのがよくわかる。
Xperia Z3がスタミナで勝つ!
使い比べると差があるのは確か
今回はXperia Z3がスタミナ面で終始リードし続け、これで2勝目。総合優勝とする。GALAXY Note Edgeより安く、ZenFoneよりもスペックは高い。人気のあるシリーズだし、購入時も選びやすいかもしれない。
GALAXY Note Edgeはスペックの高さよりも、曲面ディスプレイやSペンといった独自の操作に魅力を感じる人向け。ハイスペック同士の機種と比較すると差が出にくいのは少々痛かった。だがSペンの使い心地が素晴らしく、イラストを描く人にはぜひ1度試していただきたい。
一方のZenFone 5はわずかながらもスペック差を感じた。価格を考えればもちろん大健闘なのだが、相手がそれぞれのメーカーを代表するフラグシップ機なのでさすがに差が出た。ただそれでも「ストレスを感じるほどの差」ではなく、コストパフォーマンスが1番いいのは間違いない。
次回は一転、富士通、シャープ、京セラという純粋な「日本メーカー」の機種を比較する。もちろんこれらのメーカーも世界で戦っているわけだが、日本のユーザーとともに進化してきた部分も多いはず。良い結果を期待したい。
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