ゼンリンデータコムは今日5日から、片山右京氏率いるTeamUKYOとのコラボレーションした自転車フレーム「Rêve Altitude」(レブ アルティチュード)を発売した。
ゼンリンと言えば地図データでおなじみの企業だが、東日本大震災直後から部品の供給などの都合によりメインのカーナビ事業は縮小ぎみになったという。そこでゼンリンの持ち味を活かしつつ、新しい商品を企画したところ、昔から支援している元F1ドライバーの片山右京氏のチーム、TeamUKYOが監修したロードバイクを発売するに至ったと同社代表取締役の藤沢秀幸氏は語る。
今年の2月から、全国の小売店と同社のECサイトで発売した完成車「Rêve」に引き続き、今回リリースする「Rêve Altitude」はハイエンドユーザー向けの新型フルカーボンロードフレーム。世界で3ヵ所の工場でしかできないという製法で仕上げられたフレームは、重さなんと830g(フォークは380g)。値段は29万8000円~31万8000円。
なお、「Rêve」とはフランス語で「夢」という意味を持ち、「TeamUKYO Rêve」はアマチュアから本格的にレース参戦を目指している人のためのチームで、「ここで好成績を上げた人はTeamUKYO本体に合流してもらう」と右京氏。
同社はiPhone向けサイクルアプリ「cycleTT」のリリースもしており、スポーツ自転車向けサービスに参入することで、今後も自転車を通じて健全で魅力的なライフスタイルの普及にかかわっていくという。