前回はWindowsシステム関連の不要ファイルを削除することで、空き容量を捻出する方法について解説した。しかし、システムバックアップファイルなどを消去するのはちょっと不安と言う方もいるだろう。そこで今回は主にウェブ閲覧により生まれる不要ファイルを削除して、空き容量を増やす方法を紹介する。
まずはIEの一時ファイルの削除。ファイルのクリーンアップでも、インターネット一時ファイルを削除することが可能だが、「インターネットオプション」を使えば、削除対象を細かく指定できる。
たとえば、自動ログインのためにCookieは残しつつ、キャッシュだけを削除したり、履歴やパスワードを削除したりなど。履歴やパスワードのデータは、実際にはそれほど容量を消費しないので気にすることはないのだが、PCを誰かに貸し出したりする必要がある場合などに役立つことも、覚えておくといい。
上記の中で、とくにデータの消費量が多いのは、「お気に入りウェブサイトデータ」と「インターネット一時ファイルおよびウェブサイトのファイル」、そして「クッキーとウェブサイトデータ」の3つ。
以上、すべてにチェックを入れてもいいが、サイトの自動ログインをしたい場合は、上の2つだけにチェックを入れて削除する手もある。
ちなみに、IEの一時ファイル保管に必要な容量は最大で1GBほど。Windows 8がクリーンインストールされた初期状態では250GBが割り当てられているが、ストレージに空きがないときはさらに少ない容量に指定しておくことができる。
(次ページに続く、「Chromeを利用している場合の設定」)
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