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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第10回

Xperia Z3で格安SIMを使うために……nanoSIMに変更する!

2014年10月09日 12時00分更新

文● 正田拓也

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SIMサイズ変更申し込みは各社ウェブサイトから可能

 新たに申し込んで解約する方法は、解約方法を紹介した以前の記事を参考にしていただくとして、サイズ変更はサポートのウェブサイトから申し込める場合が多い(格安SIMの業者にもよる)。筆者のmineoはmicroSIMで申し込んでいたが、機種の都合でnanoSIMにしようと思い立ち、変更を申し込んだ。

mineoはサイトの「SIMカード変更・再発行」から申し込みする。要はカード紛失の再発行と同じことのようだ。届いた後は「MNP転入切替/回線切替手続き」で切り替えする

mineoはサイトの「SIMカード変更・再発行」から申し込みする。要はカード紛失の再発行と同じことのようだ。届いた後は「MNP転入切替/回線切替手続き」で切り替えする

SIMのサイズを選ぶ。再発行を兼ねているので間違って今と同じサイズを選ばないように注意

SIMのサイズを選ぶ。再発行を兼ねているので間違って今と同じサイズを選ばないように注意

申し込み完了。mineoの場合は届いてから切替手続をする必要がある

申し込み完了。mineoの場合は届いてから切替手続をする必要がある

 mineoはウェブからログインし、「サポート」→「SIMカード変更・再発行」で申し込む。数日後に新規加入のときと同様にSIMが宅配便で送られてくるので、受け取った後に自分でウェブサイトから「回線切替」を行なう。

 これで新しいSIMが使えるようになる。ちなみに、mineoのSIMカードサイズ変更手数料は3240円。契約期間の“縛り”がなければ解約して再申し込みしたい金額だ。

新規契約のときの箱と違ってクッション封筒で送られてきた。回線切替の注意書きや既存SIMの返信封筒も入っている

新規契約のときの箱と違ってクッション封筒で送られてきた。回線切替の注意書きや既存SIMの返信封筒も入っている

mineoのカードを挿入したnanoSIM対応の「ULBANO L01」(KYY021)

mineoのカードを挿入したnanoSIM対応の「ULBANO L01」(KYY021)

mineoのウェブから届いたカードの番号の一部を入力することで、回線切替は完了する

mineoのウェブから届いたカードの番号の一部を入力することで、回線切替は完了する

 申し込み後、届くまでにまったく連絡がなかったが、2営業日めで発送され翌日に届き、回線切替手続を行なってしばらく待っていたら使えるようになっていた。用意した端末は現在の中古相場で1万円以下で買える唯一の3バンド対応機の「URBANO L01」。バッテリーも容量多めの2700mAhということでテザリング端末として非常に有効なのだが、nanoSIM対応だったのでSIMサイズ変更のきっかけともなった機種だ。

 なお、回線切替手続は21時から翌朝9時までの間は受け付けてもらえない。使えない期間がなくて便利なmineoのSIMサイズ変更だが、毎日夜遅く帰ってくる人にはちょっと厳しいかもしれない。

IIJmioは「SIMカードサイズ変更」から申し込む

IIJmioは「SIMカードサイズ変更」から申し込む

(ちょっと長いが)手順や料金などが説明されているのはありがたい。しっかり確認しておこう

(ちょっと長いが)手順や料金などが説明されているのはありがたい。しっかり確認しておこう

 一方、IIJmioもウェブサイトから変更の申し込みができる。IIJmioの場合は「SIMカードサイズ変更」と「SIMカード交換」の2種類がある。

 単純にサイズ変更だけなら「SIMカードサイズ変更」だが、SMSの有無や音声通話の有無まで変更する場合は「SIMカード交換」となる。

 「SIMカード交換」でもサイズ変更は同時にできる。こちらは手数料2160円。「SIMカードサイズ変更」の場合の新SIMの到着日時は指定できないので、新しいSIMがIIJmioで発行されてから届くまで使えない時間があることを覚悟しなければならない。

小は大を兼ねるが……リスクがあるのでおすすめしない!

 SIMに詳しい人には常識だが、世の中にはSIMカッターやサイズ変換のアダプターも市販されている。海外では通信事業者のショップ店頭でカッターで切断して小さいサイズのSIMの提供をしている例もあると聞く。

 SIMは簡単に切っていいものではない。中に電子回路が入っているため、切ってはいけない場所を切ってしまったり、切る際の力が加わって壊れてしまう恐れもある。

 また、SIMは通信事業者のものなので使用が終われば(ルールの上では)返却の必要がある。ユーザー側で処分という格安SIMもあるようだが、ほとんどは郵送で返却を求めているほか返却されないと3240円の請求があると明記した「ぷららモバイルLTE」の例もある。

 反対に小さいSIMを大きくする場合は、SIMそのものの改変は必要ない。小さいSIMを大きくするアダプターが市販されており、以前はSIMフリー端末専門店のようなところの扱いだったものが、最近では大手家電量販店でも店頭に並ぶようになっている。

 アダプターを使う場合のリスクは、アダプターとSIMがずれた場合に端末の接点がひっかかり、抜けなくなったり端末が壊れる恐れがあること。アダプターによってはSIMカードと合わせて厚みができてしまい、端末側になんらかの不具合をもたらすこともある。

 SIMは大きいよりも小さいほうが、異なるSIMサイズに対応する端末で応用する場合のリスクは大きくない。とはいえ端末が壊れるのは痛いので、やはり適切なサイズのSIMを選ぶべきだろう。

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