Windows 10が発表され、即座に公開されたWindows 10テクニカルプレビュー。すでにインストールしている読者もいると思うが、筆者もさっそくPCにインストールすることにした。
なおひと通りインストールしたあとに、1台のPCで複数の仮想環境を構築できるHyper-Vを使えばいいじゃないか……と気がついた。余っているPCはないけど、Windows 10がどうなるのかチェックしたいという人は、Hyper-Vをオススメする。
インストールは簡単
さて、テクニカルプレビュー版とは、簡単に言えば人柱版であり、そのあたりを理解したうえで楽しむものだ。機能としてはWindows 10での主だった操作をチェックできるが、ほとんど見た目が変わった程度だ。
もちろん、徐々に機能が追加されていく可能性は大。いまのところの認識では、Windows 8で不評だった部分を改善したことのアピールが強く、とくにスタートメニューの復活を喜ぶ人も多いだろう。
またインストール時にハードウェア構成を確認し、その環境によってUI(ユーザーインターフェース)が変化する仕様も追加されている。これは、多くのWindows 8ユーザーが感じたことだと思うが、タッチパネルのない環境の場合、Windows 8はものすごく面倒でしかなかった。
逆にタッチパネルがある環境、つまりノートPCでは、部分的なタッチ操作ができて便利、と時間をおいて認識が変化した人も多いはずだ。
Windows 10テクニカルプレビューでは、デスクトップとタブレット用のUIが用意されており、微妙に操作体系が異なる。そのため、デスクトップとタブレットで試すべきなのだが……まずは下記写真を見てほしい。
というわけで今回はデスクトップPCにWindows 10テクニカルプレビューをインストールしてみよう。入手方法については既報の通りで、Windows Insider ProgramからISOファイルをダウンロードする。
手順としてはそのISOファイルをUSBメモリーにコピーし、セットアップを実行するだけだ。仮想化プラットフォームのHyper-Vを使用する手もあるので、このあたりは自身の環境と相談しよう。なお現時点で日本語版は存在していない。ただIMEに日本語は用意されているので、メニューが英語である点以外はあまり問題ではないだろう。
ちなみにインストールはUSB 2.0対応のUSBストレージでも高速であり、USBストレージにコピーしている時間のほうが長かったくらいだ。スペックが高くないLIVAで速いと感じたので、ミドルクラス以上のPCであればよりサクッと終わると思われる。
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