アセンテックとデルは8月20日、米ネクセンタ(Nexenta)の「NexentaStor」ソフトウェアと「Dell PowerEdge R720ラックサーバ」を組み合わせた、ユニファイドストレージアプライアンス「DELL-Nexentaアプライアンス ソリューション」の販売開始を発表した。コモディティハードウェアの採用によりコスト効率が高いのが特徴。
アセンテックが販売代理店を務めるNexentaStorは、スケーラビリティやデータ信頼性に優れるZFSをベースとした、ブロック(FC、iSCSI)/ファイル(NFS、CIFS、SMB)対応のユニファイドストレージソフトウェア。
DELL-Nexentaアプライアンスは、ネクセンタとデルのパートナーシップに基づき、パフォーマンスと容量が最適化された構成で提供される。今回発売されるラインアップは、物理容量44TBから960TBまで6構成。
キャッシュ用SSD/ニアラインHDD混在のドライブアレイに対応し、大規模なストレージプールを構成したうえで、インライン重複排除/圧縮、無制限スナップショット、クローニング、DRサイトへのレプリケーション(ブロック/ファイル)といった高度なストレージ管理/データ保護/効率化機能を提供する。
発表の中でアセンテックとデルは、同アプライアンスは専用ハードウェアベースのストレージと比較して「50%以下のコストで同等以上のシステムを実現することが可能」、さらにディスク追加やプロセッサのアップグレードだけで容量拡張/パフォーマンス向上が実現できるため「70%以上のTCO削減が可能となる」と述べている。