高い湿度を保ちつつ、結露を抑える
「うるおいユニット」
さらに、密閉性が高いスペース内には、高い湿度を保ちつつ、結露を抑える「うるおいユニット」を搭載し、野菜のみずみずしさを守ることができるという。
うるおいユニットでは、余分な水分をアルミパネルに集約、結露を蒸散ボードで吸い上げ、冷気で気化させてケースの外へ放出する仕組みとなっている。
日立独自の「真空チルドルーム」が性能向上、
「ハイブリッド除霜システム」も採用
日立独自の「真空チルドルーム」も、これまでに比べて保存性能をさらに向上。真空の力で酸化を抑えて、新鮮な状態で保存できる。昨年採用した、辛み成分に加えて、新たにバターなどに添加されているビタミンEなどの抗酸化成分も放出する「抗酸化フレッシュカセット」の採用により、食品の酸化を抑え、酵素の働きを抑制。うまみや食感を守ることができるという。
同社の実験によると、3日間保存した場合、冷蔵室保存に比べて、サバのDHAでは57%向上、マダイのK値は2.4%抑制、鶏モモ肉ではK値が4.9%抑制でき、鮮度と栄養素を守るという。
また、冷却ファンだけを運転して、冷却器に付着した霜の温度を上昇させる「ファン除霜」と、2つのヒーターで霜を素早く溶かす「デュアルヒーター除霜」を組み合わせた「ハイブリッド除霜システム」を採用。省エネ面でのメリットがあるという。