ヘッドホン/イヤホンの次に
用意すべきものは?
音楽を聴くスタイルは人それぞれでいい。ケーブルでオーディオコンポにつなぎ大音量で聴くもよし、ワイヤレスで小型スピーカーに"音を飛ばして"聴くもよし。ネット経由で音源を入手することが当たり前の今は、PC内蔵のスピーカーで聴く人も多い。
内蔵スピーカーを除き「音」を聴くデバイスの中でPCともっとも相性がいいのは、ヘッドホン/イヤホンだろう。ノート/デスクトップの別を問わず、ステレオミニジャックはほとんどのPCに装備されているため、プラグを差すだけで利用できる。
しかも製品のバリエーションが豊富で、音質重視のものもあればデザイン性重視のものもあり、好みに沿って選びやすい。耳を覆うオーバーヘッド型、耳穴に差し込むインナーイヤー型と、形状もさまざまだ。価格も数百円から数十万円まで幅広く、懐具合に応じた音との付き合いができる。何より、そのプライベート感はスピーカーでは実現できないものだ。
ヘッドホン/イヤホンの接続方法だが、ステレオミニジャックに差すのは「出発点」といえる。音の最終出口であるヘッドホン/イヤホンを変えれば音質は変わるが、音の経路を変えても音質は変わる。音質が向上すれば「聴き慣れた曲の印象が変わる、素通りしていたディテール部分に気付く」というメリットもある。それなりのヘッドホン/イヤホンを購入したのであれば、次のステップは音の経路を変えることだ。
そのもっとも手軽かつ効果的な方法は「USBオーディオ」だろう。PC内部はノイズが多く、ステレオミニジャックから受け取る信号にある程度のノイズが乗ることは避けられない。しかしUSB Audio規格準拠のデジタル信号で出力すれば、より高性能・高品質なデジタル/アナログ変換装置(DAC)で音を楽しめる。ある程度満足いくヘッドホン/イヤホンの入手後、まず検討すべきアクセサリーなのだ。
そこで今回は、格安製品の代表例としてクリエイティブメディアの「Sound Blaster E1」を紹介したい。直販価格(クリエイティブストア)が、なんと5280円とお手頃なのだ。
主なスペック | ||
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製品名 | Sound Blaster E1 | |
直販価格 | 5280円(税別、クリエイティブストア) | |
対応インピーダンス | 最大600Ωインピーダンス | |
対応サンプリング周波数/ビット数 | 出力:最大24bit/ 44.1kHz/ステレオ、マイク入力:16bit/ 44.1kHz/モノラル | |
入出力端子 | ライン入力端子(3.5mmミニ 4極アナログ)、ヘッドホン/ライン出力端子(3.5mmミニ)、ヘッドホン/ライン出力およびマイク入力端子(3.5mmミニ)、microUSB 1.1端子 | |
スイッチ・ボタンなど | 電源スイッチ、ボリュームコントローラー、マルチファンクションボタン(通話/再生/一時停止など)、クリップ | |
電源 | USB(5V、500mA)/内蔵充電式リチウムイオンバッテリー(200mAh) | |
バッテリー駆動時間 | 最大約25時間 | |
サイズ/重量 | 幅35×奥行き66×高さ19mm/約25g | |
対応OS | Windows Vista以降、Mac OS X 10.6.8(Snow Leopard)以降 | |
備考 | ASIO対応(44.1kHz再生、Windowsのみ)、OpenAL対応(Windowsのみ) |