Windows 8.1には、2つのウェブブラウザーが搭載されている。ひとつは、従来のWindowsにも付属していたブラウザーのスタンダードともいえるデスクトップ版の「Internet Explorer 11」(以下、IE 11)。
もうひとつは、Windows 8から新たに搭載された、ストアアプリ版の「IE 11」だ。ストアアプリ版のIE11は、タッチ操作に最適化されている代わりに、機能が簡略化されているといった特徴があり、まるで異なるアプリとなっている。
今回は、その違いを確認しながら、ストアアプリ版で追加された新操作を重点的に解説していきたいと思う。まずはストアアプリ版のIE11を起動してみよう。
IE11はアドレスバーがない!?
いえ、下方にあります
ストアアプリ版のIEの表示は、見慣れたデスクトップ版とは異なり、アドレスバーやナビゲーションアイコンが画面の下に表示される。
はじめは戸惑うが、指で操作する際、腕の移動量を少なくしたり、画面が手で隠れることがない。そのため、タブレットでは快適に操ることができる。
ちなみに、デスクトップ版はタスクバー左下2番目のアイコンをタップすることで起動可能。それぞれのIEの基本的な使い分けは、タッチ操作の際はストアアプリ版、マウスをつないだときはデスクトップ版とするのがいい。
さらに、ストアアプリ版はプラグインに対応していないケースもあるので、表示できない場合はデスクトップ版に切り替えるといった対処が必要になることも。このあたりは後ほど解説する。
デスクトップ版のIEについては、Windows 7以前のバージョンと機能やインターフェースの面で大差はないので、それほど操作に迷うことはないはず。
逆にストアアプリ版では、画面がシンプルなうえ、操作中にアドレスバーの表示が消えたりするために戸惑うこともあるだろう。
ストアアプリ版で、アドレスバーやナビゲーションを開くには、画面の下端から上方向にスワイプする。このとき、アドレスバーやナビゲーションアイコンに加えてタブも開くことができる。タブを追加するには「+」ボタンをタップすればオーケーだ。
お気に入りにページを追加するには「★」ボタンを使う。ここではお気に入りの追加手順について解説するが、右にある「ピン」ボタンで同様の操作をすることで、スタート画面にページのショートカットを貼り付けることもできる。
(次ページに続く、「リーディングリストを使う」)
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