フォーティネットは6月6日、多層型サンドボックスアプライアンスの新モデル「FortiSandbox-1000D」の国内出荷を開始した。次世代ファイアウォール/UTMの「FortiGate」やメールセキュリティアプライアンス「FortiMail」と連携させることで、未知の脅威も含む標的型攻撃対策を強化する製品。
フォーティネットでは今年1月、同サンドボックスの大規模企業向けモデル「FortiSandbox-3000D」の国内提供を開始している(関連記事)。1000Dは3000Dと同じ機能を備えた、より規模の小さな環境向けのモデルとなる。
1000Dの本体サイズは2Uで、GbEインタフェースはRJ45が6つ、SFPが2つ備わる。内蔵ストレージは4TB(最大8TB)。
1時間あたり最大6000ファイルのAVスキャン処理を行えるほか、8つの仮想マシン(VM)により、1時間あたり最大160ファイルのサンドボックス処理を行える。
FortiSandboxはスタンドアロンでも動作するほか、FortiGateやFortiMailと組み合わせることで、未知のマルウェアに対するより強固な防御が可能となり、急増する標的型攻撃への有効な対策を実現する。