「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」
を始めるのに必要なものは?
これまでの説明で、「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」がいかにお得かおわかりいただけただろう。実際に使ってみたいと感じた人もいるはずだ。そこでここからは、サービスを利用するまでの流れについて紹介する。
「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」を利用するにあたって必要なものは、決済用のクレジットカードとSIMカードをセットする端末のふたつだけだ。端末については「Xi対応端末」と「SIMフリー端末」、「モバイルWi-Fiルーター」のいずれかを利用することになる。
また、端末によって使えるSIMカードのサイズが違う点に注意したい。SIMカードには、標準SIM、マイクロSIM(microSIM)、ナノSIM(nanoSIM)があり、楽天ブロードバンドLTEに申し込む際にどれを利用するか指定することになる(プランによって選択できるSIMサイズが違う)。
さらに、端末で利用できるSIMの種別を調べるときには、たとえばドコモの場合、マイクロSIM(microSIM)のことをminiUIMカードと呼ぶなど、通信事業者(キャリア)によって呼び名を変えているため初心者は混乱しやすいので注意しよう。SIMカードは、標準SIM、マイクロSIM(microSIM)、ナノSIM(nanoSIM)の3種類しかないとしっかり覚えておくのだ。
ドコモのXi対応端末(iPhone 5s/5cもOK!)
ドコモのXi対応Android端末であれば、「SIMロック解除」など特別な作業を行なうことなく「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」のSIMカードをそのまま利用できる。これは前述のとおり、ドコモのXi回線をレンタルして使っているMVNOサービスであるため、ドコモのiPhoneも利用が可能だ。
「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」の利用に際してドコモとXiの利用契約を結ぶ必要はなく、機種変更で使わなくなったスマホでも使うことができる。中古端末を格安で購入するのもアリだ。ただしFOMAにしか対応していないスマホでも利用はできるが、3Gのスピードしか出ないので注意が必要だ。楽天ブロードバンドLTE公式サイトに動作を確認した端末の情報が公開されているので、購入前にチェックしておきたい。
SIMフリー端末
「Nexus 7」「Fonepad 7」「YOGA TABLET 8」
「SIMフリー端末」とは、どんな通信事業者(キャリア)/サービスのSIMカードでも利用できる端末のこと。たとえばauやソフトバンクの端末では特別なロックがかかっておりドコモのSIMカードを利用できないため、ドコモ回線を利用したMVNOサービスのSIMカードも使えない。だが、はじめからロックがかけられていないSIMフリー端末なら通信事業者(キャリア)を問わないため、MVNOサービスのSIMカードを利用できるのだ。
SIMフリー端末はメーカーから直接発売されているケースが多く、タブレットとしてはグーグル/エイスースの「Nexus 7 2012」(3G、マイクロSIM)および「Nexus 7 2013」(LTE、マイクロSIM)、レノボ・ジャパンの「Lenovo YOGA TABLET 8」(マイクロSIM)、エイスースの「ASUS Fonepad 7 LTE」(マイクロSIM)などがリリースされている。LTEまたは3Gに対応している端末なら、「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」を利用可能だ。ただし3G対応端末の場合、通信速度が最大14Mbpsとなる点に注意したい。さらに、Android端末ではマイクロSIMが標準的なのだが、なかにはサイズの大きい標準SIMを利用する機種もあることも覚えておきたい。
SIMフリー版「iPhone 5s/c」
またアップルの「iPhone 5s」「iPhone 5c」でも「楽天ブロードバンドLTE エントリープラスプラン」を利用できる。このとき、SIMカードはもっとも小さい「ナノSIM(nanoSIM)」を選択するといい。
モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターがあれば、スマホやタブレット、PCなどのネット回線をひとつにまとめられるので便利だ。Xi対応ルーターやSIMフリーなルーターを用意すれば、ネット回線に接続した無線LAN親機のように使うことができる。ただし複数の端末を同時に使うとデータ量が多くなるため、容量の使いすぎに注意しよう。