相変わらず付属品はてんこ盛り
ハウジングのサイズはやや大きくなり、若干細部に加工が入って高級感を演出しようとしているようです。ノズルの口径は変わらず、開口部にフィルターとして金属メッシュが付くのも同じ。
DN-1000同様、DN-2000も付属品はてんこ盛りですが、DN-1000に付属していたポーチやクロスは省略。その代わりケースはアルミのトランク型になって、若干リッチな気分に。
イヤーピースは、それぞれ微妙に音質と遮音性は異なります。また、例によってノズル先端の長さを調整して、閉管共鳴のレゾナンスピークを調整するスペーサーリングも付いています。微調整シロが多く、こだわる人には楽しめるでしょう。
装着安定を狙った「スタビライジング・フィン」
DN-1000にしてもそうですが、ハウジングに金属を使ってやや重いことから、イヤーピースだけで自重を支えるのは厳しいときもあります。そこでステージ用のイヤーモニター同様、ケーブルを耳の上にかけて後ろに回す方法があり、それをサポートするためケーブルはめ込み型のイヤーハンガーが付属しています。
が、この方法だと着脱時にケーブルをハンガーを耳にかけるという動作が増え、ちょっと面倒。耳に押しこむ、引きぬくという単純な動作だけにできないものか。
そこで新たに「スタビライジング・フィン」というパーツが付属するようになりました。BOSEの「IE2 audio headphones」などに見られるウィング型シリコンチップと同じ機能を狙ったもので、シリコンチップを耳に接触させてハウジングの装着安定性を増そうというもの。
私はDN-2000を長時間着けていると、ハウジング底部のエッジが耳に当って痛みを感じます。その痛みを緩和するのにもスタビライジング・フィンは役に立ちました。