先日、とある河川沿いを散歩してたときのことである。
両側が切り立ったコンクリートで護岸された住宅街の河川で、川面まで数メートルの高さがある。断面図は凹な感じ。
川の水は少なくて、雑草の生えた川原が少しだけ出現してる。
その底にある川原を猫が歩いてたのである。どうやって降りたんだか。
同行者がぼそっと「もしかして、あの猫、壁を上がれなくて困ってるんじゃなかろうか」という。だとしたら助けてあげたい。
そういえば、川原に落ちて上がれなくて困ってる猫だか犬だかを助けたって話、聞いたことあるし、いくら猫でもこの急な壁を登るのは無理そうだし。
というわけで、猫はどうしてるかなと堤防上の手すりから身を乗り出して底を見たら、なんと、冒頭写真である。
コンクリートに据え付けられたメンテナンス用の足場を器用に上がってたのだ。いやあ猫すごいわ。賢いわ。
真正面に回って見下ろしてみると「あ、バレた?」って顔で止まってる。
わははは。すまんすまん、人が上にいたら上がれないよな、というわけで、ちょっとどいてあげたら、タタタタっと早足で登り、こっちをちらっと見て去って行ったのでありました。
こういうときの猫は面白い。
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