Jawboneのライフログガジェット「UP」の新シリーズ、「UP24」が日本で販売を開始した。3月下旬からアップルストアで、4月上旬からは全国の家電量販店でも購入できる。実売価格は1万5900円。モーションセンサーで歩数と睡眠状態を計測するのは前のモデルと同じだが、大きな変更点はなんといっても、ワイヤレスでライフログデータを転送できること。
UPの場合、取得したログをミニプラグ経由、つまり有線でスマホに転送していた。これが面倒で次第に使うのをやめてしまった、という人もちらほらと見かける。対してUP24はBluetooth 4.0に対応し、スマホアプリを開けばデータが同期される仕組みになっている。些細な違いに見えるが、普段から身に付けるガジェットを外すことなくログが見られるのは大きな利点だ。
とはいったものの、UP24のような製品はほかにもいくつかある。そしてこれらのライフログガジェットは、それぞれ何がどう違うのかよくわからない。直接コンペチターとなるのは、同じようなログを取得し、ワイヤレスで転送できるナイキのNike+ FuelBand SE(以下、FuelBand SE)と米FitbitのFitbit Flexだろう。日本においてFitbit Flexはソフトバンク ヘルスケアのサービスとして提供されているので、単体で購入できるFuelBand SEがUP24とかなり近い製品になる。
UP24とFuelBand SE。一体何が違うのだろうか。
今回、UP24を試す機会に恵まれたので、2013年12月から個人的に使っているFuelBand SEと比較し、その違いを紹介したいと思う。取得しているログは似ていても、製品の考え方は両ツールでかなり違いがある。