GW前半の締めくくりとなった4月29日に、東京ビッグサイトでキャラクターコンテンツの総合展示イベント「Character1」が開催された。
2007年からCOMIC1と併催する形で行なわれてる同イベント、例年であれば、GWには美少女ゲームを中心とした展示・即売イベント「DreamParty」が開催されていたが、3月に中止決定が発表され、それに変わるイベントとして注目を集めていた。
出展企業は美少女ゲームメーカーが中心となっているが、ブシロードやワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション、グッドスマイルカンパニー、5pb.、KADOKAWAといった一般メーカーも出展。また、会場内には、今回は出展していないが、アニメ会社やビデオメーカーなどの関係者の姿も見られるなど、注目度の高さを感じられるイベントとなっていた。
出展したある企業の担当者は「入場料が無料ということもあり、出展料がDreamPartyに比べると少し高いですが、その分、多くのユーザーが足を運んでくれるので、出展した価値はあったと思います。グッズの価格帯も2000円から3000円くらいが人気になっていたので、来場した方の満足度も高いのではないでしょうか」とイベントの手応えを感じていた。
character1 JAPANの代表理事であるビジュアルアーツの馬場隆博氏は、今回のイベントいついて以下のように語った。「朝の時点で5000人以上が入場を待つ列を作ってくださいました。目的を済ませると会場から人がいなくなってしまうのですが、今回はCOMIC1のお客さんが流れてきてくださったので、午後になっても人が減ることなく盛り上がってくれてうれししいです」
「来場を無料にしたことで、出展した企業のグッズ販売も好調なようで、会場内でお金を使ってもらいたい。という主催サイドの望む形のイベントにできたと思います。今後は、運営側の赤字をどうやって解消していくかが課題です。そのためにも統一したイベントのコンセプトを作る必要があると感じています」と、当初の目標はクリアしたものの、入場無料による運営費の捻出などの課題なども語ってくれた。
来場者たちにも話を聞いてみたところ、おおむね好評で、なかでもイベントの参加費用が無料なのを高く評価する声が多かった。