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コントローラーを4台搭載、処理性能や拡張性も従来機比で約2倍に

NEC、高信頼のユニファイドストレージ「iStorage M5000」発売

2014年04月16日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 NECは4月15日、ユニファイドストレージ「iStorage Mシリーズ」において、基幹システムやクラウド基盤など向けの高信頼モデル「iStorage M5000」を発売した。ディスクアレイコントローラーを4台搭載して信頼性を向上させ、処理性能や拡張性も従来機比で約2倍となっている。

ユニファイドストレージの高信頼モデル「iStorage M5000」

 iStorage M5000は、8G/16G ファイバチャネル(FC)ポートを最大64個搭載可能で、キャッシュメモリ容量は最大192GB。2.5型ドライブ×48台搭載のアレイグループを、基本筐体には最大4台搭載できる。拡張筐体(最大5台)を基本筐体に接続した場合、アレイグループは最大32台搭載可能となる。

 M5000では4台のコントローラーを備える「X4アーキテクチャ」を採用しており、万が一の故障発生時にも処理性能を低下させることなく運用を継続できる。そのため、特に基幹業務システムやクラウド統合基盤などでの利用に適している。

 また、ストレージ内部バスには12Gbps SASを採用し、処理性能を従来機比で約2倍に向上させた。加えて、従来機比1.3倍となる最大64個のFCポートを搭載し、最大で1536台のHDDまで拡張可能。

 リモートレプリケーション構成についても、データの送受信を行うキャッシュメモリの大容量化と、転送中断時の自動処理再開機能の搭載などにより、信頼性が向上している。

 税別価格は、2194万円(8G FC×16ポート、64GBキャッシュ、300GB/2.5インチ/10Krpm HDD×8台、基本制御ソフトウェアの場合)からとなっている。

 なお、NECではこのiStorage M5000を、同社が4月からサービス開始した「NEC Cloud IaaS(ハイアベイラビリティ:HA)」の基盤ストレージとして利用している。

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