レンジファインダーのピント合わせは大変!?
レンジファインダーは、専用レンズの繰り幅を測定し、合焦装置と光学距離計を連携させ、ファインダーを通して見ることができる二重像イメージの重ね合わせにより、手動でピント合わせを行なう仕組みのことだ。
R-D1xでは、昨今のデジタルカメラで採用されているオートフォーカスや、液晶画面およびデジタルビューファインダーを活用したライブビューによる5倍拡大、10倍拡大表示による手動のピント合わせなどが不可能なので、近視でほとんどデジタルカメラしか触ったことのない筆者にはピント合わせはなかなか大変だった。
幸い、視度調整レンズはニコン製の安価なものがそのままで適合したので、微妙なレンジファインダーの二重像イメージの重ね合わせもハッキリと見えるようになった。
専用のリチウムイオンバッテリーは小振りで、容量も1500mAhと小さい。しかし、ほぼ完璧なマニュアル式デジタルカメラの自然な省電力機能と合いまって、一回の充電で数百枚の撮影が可能だ。
R-D1xの設計構想はほぼ10年前の2004年当時の製品なので、撮影素子もAPS-Cサイズ、有効画素数も610万画素と最新のデジタルカメラに比べれば極めて地味だ。
ライカMマウントレンズが使用可能!
オールドレンズ所有者にはうってつけ!!
本機の特徴は、交換レンズのマウント方式として「EMマウント」を採用している点。「ライカMマウント」互換で、世界中に流通しているライカMマウントレンズを活用できる。
しかし、35mmフルサイズを前提にして作られたMマウントレンズを使って撮影した場合、本機の撮影素子サイズがAPS-Cサイズと小さいので、レンズの画角は焦点距離換算で約1.5倍相当となる。それゆえ、35mmレンズなら約50mmに、50mmなら75mm相当の画角になってしまう。
そしてR-D1xは、論理的にも物理的にもデジタルカメラであるが、あえて操作系には限りなくアナログ的かつクラシカルなカメラのイメージを踏襲している。
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