ニフティは3月13日、クラウドサービス「ニフティクラウド」において、固定IPアドレスをサーバーに設定/解除できる「IPアドレス付替サービス」や、「Microsoft Office」利用ライセンス付きのOSイメージ「Windows Serverリモートデスクトップ接続 Microsoft Office(Standard/Professional Plus)」など、新サービス/機能の提供を開始した。
IPアドレス付替サービスは、管理者自身(コントロールパネル、API経由)で個々のサーバーに固定IPアドレスを設定/解除できるサービス。たとえば、メンテナンス目的で本番サーバーを代替サーバーと入れ替えたい場合に、本番サーバーで利用しているIPアドレスをそのまま代替サーバーに付け替えることができる。複雑なネットワーク設定の変更をする必要がないため、メンテナンスによる停止時間が短縮できる。また、システムイメージを保存できる「カスタマイズイメージ」機能と組み合わせて使うことで、障害発生時にも迅速な復旧が可能になるとしている。
付替用IPアドレスは、グローバル/プライベートともゾーンごとに5個まで取得可能(ゾーンをまたいでのIPアドレス付替は不可)。利用料金はIPアドレス1つにつき月額500円(税抜)。
Officeライセンス付きWindows Serverイメージは、管理者がコントロールパネル上で毎月の利用ライセンス数を報告するだけで、クラウド上のOfficeを利用できるもの。RDS(リモートデスクトップサービス)接続のライセンスもあわせて提供される。
利用料金は、Office Standardが1ライセンス月額1700円、Office Professional Plusが1ライセンス月額2300円。またRDSライセンスは、1ライセンス月額570円(いずれも税抜)。