ソニーとパナソニックは3月10日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業の拡大に向け、業務用次世代光ディスク規格Archival Disc(アーカイバル・ディスク)を策定した。
主にデジタル映像の保存に向けた規格で、光ディスクは温度・湿度の変化の影響を受けにくく、防塵性・耐水性に優れ、またフォーマット世代間の互換性が保証されているために将来にわたってもデータの読み出しが可能など、長期保存に向いている。
Archival Discは当初1枚あたり300GBの追記型、片面3層の両面記録として策定しているが、トラックピッチ高密度化などの技術開発を進め、将来的には1枚あたり1TBまで大容量化する。
規格策定によってデジタル映像のアーカイブ市場の拡大が期待されるほか、クラウドデータセンターなどで高まっているアーカイブのニーズにも対応するという。