低座面・後傾姿勢で利用できる新発想のオフィスチェア・テーブル
オカムラ、ノートパソコン作業に最適化した「モバイルPCサポートユニット・Shift」を発表
2014年02月07日 19時06分更新
岡村製作所は、近年主流となったノートパソコンによるデスクワークに対応したオフィスチェア/オフィスデスク「Shift(シフト)」を発表、2月中旬より発売する。
オフィスにおけるパソコン利用はノートパソコンが主流になりつつあるが、デスクトップ機に比べて画面が低い位置にあることから視線が下がっており、多くのユーザーが前かがみ状態の姿勢・または椅子に浅く座る前すべり姿勢をとりやすい。
「Shift」は、慶應義塾大学 山崎 信寿名誉教授が提言した身体負担を減らすノートパソコン配置条件と姿勢で、低座面で後傾姿勢、さらに身長差にも対応してむくみも軽減できる新発想の椅子とテーブル条件を製品化したもの。「前のめり」や「前滑り」姿勢を抑制しつつ首の直立と腕の自然な屈曲および膝裏圧迫を回避して全身の負担が軽減するという
座面形状は、中央部の奥行きを小さくすることで小柄な人でも深く座ることができ、座面外側の奥行きを大きくさらに傾斜をつけることで、大柄な人でも高いサポート感が得られるように設計されている。テーブルは天板に傾斜をつけることでキーを打ちやすくし、腕の負担を軽減。画面位置が上がることで見やすく首の負担を軽減するほか、天板前端を緩やかにラウンドさせることで身体を天板に近づけつつ肘や腕をサポートする。
Shiftでは、従来型のオフィスチェアに比べて接触面積が背もたれで平均11%、座面で平均8%増加し、姿勢が安定。テストでは首で25%、肩で9%、腰では26%筋負担が減少し、足のむくみも減少したという。
チェアのカラーはツートンカラー6種、単色カラー7種。デスク天板カラーは4種類、脚はポリッシュとホワイトから選択が可能。価格はチェア8万5000円、テーブル(幕板なし/650W)は6万5000円より。