東芝は、ノートPC用薄型HDDのラインナップに業界最大容量となる1TB容量のHDDを製品化した。
製品化されたのは1TB容量の「MQ02ABF100」および750GB容量の「MQ02ABF075」。いずれも5400rpm、2.5インチのディスク2枚構成。新設計の薄型スピンドルモーターにより厚み7mmと、同社従来製品の9.5mmより大幅に薄型化されている。
ヘッドのトラッキング機構に、同社2.5インチHDDとしては初めて2段アクチュエータを搭載。通常のボイスコイルモータの先端にピエゾ素子アクチュエータを搭載するもので、高精度な位置決めを可能とし、1TBモデルは面記録密度1.15Gbit/平方mm、750GBモデルは858Mbitという高い記録密度を実現するという。
本体サイズは幅69.85☓奥行き100☓高さ7mm。インターフェースはSerial ATA 3.0準拠、転送速度は6.0Gbit/s。11月よりサンプル出荷が開始される。