キヤノンから、待望のEOSシリーズミドルクラスのデジタル一眼レフ「EOS 70D」が29日に発売された。ASCII.jpで「EOS 40D」「EOS 50D」と歴史を歩んできた筆者が早速購入してきたぞ。
EOS 70Dは、EOSシリーズミドルクラスのデジタル一眼レフ。ライブビュー撮影時でもファインダー撮影と同等の速度でピント合わせを可能にした「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載。画像処理エンジンはDIGIC 4からDIGIC 5+に進化している。詳細の仕様に関しては、こちらの記事で同製品のスペックを、こちらの記事では2009年に発売した上位機種「EOS 7D」との比較記事を掲載しているので参考にしてほしい。ここでは「EOS 60D」をほとんど触れていないEOS 50Dユーザーの筆者のファーストインプレッションを中心にお届けしていく。
50Dからの筆者にとって完全に別次元のカメラだった
EOS 70Dは、EOS 60Dを購入せずにEOS 50Dから買い換えた筆者にとっては完全に別のカメラに仕上がっていた。何しろ、電源スイッチの位置からバッテリーパックの型番まで違う。液晶ディスプレーはバリアングル液晶になっているし、記録メディアはCFカードからSDメモリーカードになっている具合だ。これらは、60Dから追加・変更された部分だが、EOS 50Dから移行してきた筆者にとっては大変に目新しく感じる。毎回新モデルを購入している人以上に、筆者のように2世代目が発売されたタイミングで買い換える人は多いと思うので、この変化には驚くハズだ。
実を言えば、当記事を執筆している時点ではまだEOS 70Dの外観写真を撮影したぐらいでほとんど触れていない。外観だけでもここまで盛り上がれたが、DIGIC 5+に変更された画像処理エンジンやフルHD動画撮影、無線LAN内蔵によるスマホからのリモート操作などEOS 50Dにはなかった機能を挙げればキリがないくらいだ。現在、オリジナルレザーストラップや三脚、EFレンズなどが当たる購入者キャンペーンを実施中だ。この機会にぜひこのステップアップを体験していただきたい。