暑い日が続きますな。猫にとっても猛暑は歓迎すべきものではなく、たいてい昼間は風通しがいい日陰でじーっと涼しくなるのを待ってるか、日が傾いた夕方にのそのそと活動を始めるか。
この季節、都会の猫は車の下でへちゃーっと溶けてることが多いんだけれども、もうちょっと涼しげな場所を求めて、多摩川の川原にやってきた。
日が傾いて川原が日陰になってくると、もそもそと出てくるのである。案の定、川原に到着したら2匹がのんびりしてたので、自転車を止めて(後ろに写ってるのがそうです)まず1枚。
せっかく川原に来たのだからと、がんばって背景に川を入れてみた。猫2匹と自転車と川を一緒に。
この2匹は特に人なつこいので猫写真を撮りたいなってときにたいへんありがたいのである。
このコンクリートの凸凹が気持ちいいようで、この上でごろごろしたり伸びたりしてくれる。これがすーっと奥に伸びていく感じが川原っぽくていい。
背景を徐々にきれいにぼかしたかったので、富士フイルム「X100S」の絞り開放で舌を出した瞬間を狙ってみた。
奥に見える猫はちょっと警戒心が強くてなかなか近寄らせてくれない。カメラを向けられてると思うと、そそくさと移動しちゃう。
移動した先は斜面。ちょうど奥に鉄橋が見える。
それはそれでいいなということで鉄橋が入るよう縦位置で撮影。
普通に撮ると、猫のいる日陰が黒くつぶれるか、背景が真っ白になっちゃうかなんだけど、X100Sにはダイナミックレンジ拡張って機能があり、ハイライト部を抑えてくれるのでギリギリ両方を捉えられてありがたや。
X100Sは絞り開放で撮ると背景が大きくボケるので、近距離で前後をぼかした猫写真を撮るのにいい。
このときピントは猫の目に合わせること。つい顔の中心だからと鼻の頭に合わせちゃうと目がボケちゃう。猫の顔はけっこう立体的だから、目を外してはいけないのだ。
このサビネコは左右で色ががらっと違ってカッコいいので正面を向いてくれる瞬間を狙ってみた。
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