KVHは8月7日、同社の100ギガビットEthernet(100GbE)専用線サービスとシスコシステムズの100Gbps対応ルータをバンドルした「100Gネットワークアップグレードパッケージ」の提供を開始した。イニシャルコストの負担を軽減し、100GbEへの移行を促進するとしている。
KVHでは大容量ネットワークへの需要増加に対応し、今年3月から国内初の100GbE専用線ネットワークサービスを提供している(関連記事)。今回のパッケージは、この100GbE専用線サービスにシスコの「Cisco ASR9000」ルータをバンドルしたもの。レンタルされるASR9000(標準構成)には、100GBase-SRアップリンク(1ポート)、10GBase-SRインタフェース(10ポート、最大24ポートまで拡張可能)が含まれる。
回線を終端する2台のASR9000と100GbE回線をパッケージした特別キャンペーンは、2014年3月末まで実施される。2年契約時の月額費用(キャンペーン価格)は500万円から。
KVHでは、データセンターや研究開発拠点、病院、大企業の拠点間など、100Gbpsネットワークを必要としながらも、インフラのアップグレードにかかるイニシャルコストの高さから移行を躊躇していた企業に「最適な選択肢を提供する」と述べている。