ついに新プロジェクト初戦!
幸先のいいスタートを切りたい!
いよいよ新生「PLUMレーシング」の戦いがはじまった。今年度に参戦を予定しているのは、全日本ラリー選手権全9戦のうち前半のグラベルイベント3戦、後半のターマックイベント3戦の、計6戦。前半の3戦については三菱ランサーエボリューションを投入し、ニューカマーの桑田幸典選手/澤田耕一選手組でのぞむ。その最初の参戦イベントが、5月3~4日に開催された全日本ラリー選手権Rd.2「久万高原ラリー2013」だ。
桑田選手が駆る「PLUM・DUNLOP・SRSランサー」が出場するJN-4クラスは、LUCKインプレッサの勝田範彦選手を筆頭に、ADVANランサーの奴田原文雄選手、CUSCOインプレッサの柳澤宏至選手、そしてマルシェランサーの石田正史選手など、日本を代表するラリードライバーが集う国内最高峰のクラスだ。ここで優勝するのは桑田選手としても、そして現状のマシンの実力から言っても至難の業。なので、今年前半戦の目標はいずれかのイベントで3位表彰台以内への入賞だ!
こうして始まった、PLUMレーシング&桑田選手の初めての挑戦。さっそく5月4日の1日目の模様から見てみよう。
久万高原に諏訪姫見参!
朝7時。各チームともメカニックがマシンに張り付いて、スタート前の最後の整備に追われている。毎年のように雨に泣かされる久万高原だけど、この日は雲ひとつない青空。できれば2日間通して晴れが続いてくれたら、チームとしてもラクができるんだけど……。
実はこの前日、PLUM・DUNLOP・SRSランサー(以下、諏訪姫ランサー)にトラブルが発生していた。レッキ(事前試走)を終えて帰ってきた諏訪姫ランサーのリヤデファレンシャル辺りから、はっきりとわかるほどの大きな異音がしていたのだ。そのまま松山市内の協力ショップに運び込んで分解してみると、なんとデファレンシャルのギヤが大きく破損していた! このままスタートしていたら、間違いなく途中でストップしていたことだろう。
幸いショップにはリヤデファレンシャルの予備があり、日付が変わる頃には丸ごと交換することができた。未然にトラブルの芽を摘んだ諏訪姫ランサーは、各部のチェックや洗浄も終わって準備万端。あとはスタートの瞬間を待つのみだ。
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