パナソニックは5月24日、照明用の「高効率白色有機EL素子」を発表した。
有機EL素子ながら、114lm/WというLED相当の発行効率をそなえた点が特徴だ。これは従来の有機EL素子の約2.5倍の明るさだという。
素子を形成するフィルム、ガラス、空気の配置を調整し、素子内に光が閉じこもらないようにする「ビルドアップ型光取り出し基盤技術」を採用しているとのこと。白色の光は発光色の組み合わせで実現した。
有機EL素子による照明は、面で発光するためやわらかい。他の光源と違い、直視してもまぶしくないことも特徴だとしている。同社では、この有機EL素子について「一般家庭用照明を含む広範な分野への応用が期待される」と述べている。