「Xperia Tablet Z SO-03E」を買ったら
予想以上にステキだった件
Android搭載スマホの旬は、5型のハイスペック端末になっている。普及速度は圧倒的で、電車の中で2013年春モデルを見かけることも増えてきた。一方で、タブレットは各社から定期的に新作が登場しているが、7型クラスは別として、9型以上のタブレットをアウトドアで見ることは少なくなってきた。その理由はもちろん、その大きさゆえだろう。最初のiPadは「小さい」だったが、いまでは「でけぇ」といった感覚になっている。これは7型が日本人のボディーサイズからするとちょうどいい大きさもあり、カフェや電車内では7型が目立っている印象だ。
ただスペックからすると、9型以上はスマホでいえばハイスペック端末的な立ち位置に据えられており、自宅やオフィス、または営業用ツールとして使うぶんには申し分ない製品が多い。総じてエンタメ性能も高く、需要が多い防水対応の端末も多いところもチェックポイントになる。
さて、今回は「Xperia Tablet Z SO-03E」を自腹購入したので、じっくりとイジったレビューをしたい。ドコモから2013年春モデルとして登場し、4月にはWi-Fi版も登場した「Xperia Tablet」を選んだのは、都内のXi回線の状況次第で、プランを変更して、取材時の主回線に切り替えようかと考えているからだ。そのため、現時点では購入からSIMカードは一度も挿していない。また業務用として、アプリ動作検証やレビュー時の基準機として選んだ理由もある。
このあたりはすでに掲載されているXperia Tablet Z関係の記事を見ていただいてもわかる通りで(関連記事)、見た目から重量、スペックまで含めてとてもバランスがいい。基本スペック的なところのインプレッションは既存記事にお任せするとして、今回は購入から約1ヵ月ほどガシガシ使った視点からのレビューをお送りする。
なお、使用デバイスは「Xperia Tablet Z SO-03E」だが、Wi-Fi版である「Xperia Tablet Z SGP312JP」と変わらないので、Wi-Fi版を検討している人も参考になるだろう。
「Xperia Tablet Z SO-03E」と
「Xperia Tablet Z SGP312JP」の違い
両機の違いは、SIMカードスロットの有無、GPSの有無が主で、残るスペック・基本機能はほぼ同一。また、付属のクレードルは「Xperia Tablet Z SO-03E」付属版が角度調整不可、「Xperia Tablet Z SGP312JP」用は充電機能は共通だが、角度調整が可能といった違いもある。
ただ「Xperia Tablet Z SGP312JP」に付属するクレードルは「SGPDS5」として単体販売されているため、卓上利用を考えると「Xperia Tablet Z SO-03E」ユーザーの場合はあったほうがなにかと便利だ。詳しくは下記比較図を見てもらいたい
主なスペック | |
---|---|
製品名 | Xperia Tablet Z |
型名 | SGP312JP |
直販価格 | 5万9800円(ソニーストア価格/2013年3月31日現在) |
CPU | Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz) |
メインメモリー | 2GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレー(最大解像度) | 10.1型ワイド(1920×1200ドット/WUXGA)、マルチタッチ対応、モバイルブラビアエンジン2 |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、MHL/DTCP-IP対応 |
カメラ機能 | 本体前面:有効画素数220万画素(CMOS Exmor R for mobile)、本体背面:有効画素数810万画素(CMOS Exmor R for mobile) |
インターフェース | microUSB端子、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | microSD/microSDHC/microSDXC(64GB対応) |
NFC | 対応 |
センサー | GPS、3軸加速度、ジャイロ、デジタルコンパス、照度 |
防水/防塵 | 防水IPX5/7、防塵IP5X |
テレビ機能 | — |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、マイク、ヘッドホン端子、S-Force フロントサラウンド 3D |
本体サイズ/重量 | 約幅266×奥行き172×高さ6.9(7.2)mm/約495g |
バッテリー駆動時間 | 動画再生時:約10時間、音楽再生時間:約110時間、ウェブ閲覧(Wi-Fi)時:約8.2時間 |
OS | Android 4.1 |