楽天グループの楽天Edyが実施したインターネット調査によると、「インターネットで買物をした際に貯まるポイントを電子マネーとして街中のリアル店舗でも利用したい」という回答が約6割(57.6%)を占めた。そこで同社では、楽天スーパーポイントを電子マネーの楽天Edyに交換できるポイントサービスを5月10日~8月9日の3か月期間限定で開始した。
楽天スーパーポイントは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループの各オンラインサービスを利用した際に貯まるポイント。楽天Edyはスーパーやコンビニエンスストアなど全国約35万か所の加盟店で利用できる電子マネーであるため、今回サービスは、オンラインで貯めたポイントを電子マネー化して実店舗(リアル店舗)で利用するO2Oに結びつく試みとなる。
楽天スーパーポイントの1ポイントを楽天Edyの1円分に交換。利用に際してユーザーは交換手続きを行う必要があり、専用フォームで受取り対象のEdy番号と交換ポイント数を入力し、確認・送信する。その後のEdy受け取り方法は3種類あり、まず1つ目は、おサイフケータイ「Edyアプリ」を使って携帯電話かAndroidスマートフォンで受け取る。3つ目は、ファミリーマートかサークルKサンクスの店頭で受け取る。3つ目は、楽天Edyリーダーを使ってパソコンで受け取る。
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