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【ドコモ春モデル「SmartTV dstick 01」レビュー】

TVで「dアニメストア」が観られる「dstick」ってどんなの?

2013年05月05日 12時00分更新

文● mobileASCII編集部 ⾼橋章憲

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リビングのテレビで「dstick」を使ってみた!

筆者の部屋にある液晶テレビに「dstick」を挿して使ってみた。大きな画面で観ると、スマホとは違った迫力がある!

「dstick」の快適さはどんな感じなのか?
実際に使って試してみた!

 「dstick」は、テレビの大きな画面で「dマーケット」の「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」という3つの月額課金制サービスおよび、YouTubeやホームネットワーク上の動画を観ることに特化した単機能な端末です。単機能ならば、よほど快適じゃないと見向きもされないおそれがありますが、「dstick」は、そのあたりどんな感じなのか? 実際に使ってみました。筆者が契約しているのは「dビデオ」だけなので、「dビデオ」中心の話になりますがご了承ください。

 前のページで説明したとおりの設定を済ませておけば、テレビを外部入力に切り替えて、「dstickリモコン」アプリを起動するだけで、いきなり使えるようになります。最初はスマホのタッチパネルをなぞって、テレビ側のカーソルを操作するという感覚に戸惑いますが、5分も触っていればある程度慣れられるでしょう。リモコンの反応は、Bluetooth接続だけに悪くはありませんが、PlayStation 3並みの俊敏さは期待しない方がいいでしょう。

 それでは、実際にコンテンツを観るまでの流れを説明していきます。

「dstickリモコン」アプリを起動しよう

まずはスマホにインストールした「dstickリモコン」アプリを起動。Bluetoothがオンになっていない場合は使えないので、起動時にオンにしよう

テレビに表示されるカーソルを
スマホのタッチパネルで操作する

「dstickリモコン」アプリの白い部分を指でなぞると、テレビ側のカーソルが動く。リモコンの画面の中で作品を選んだりすることはできない

契約しているサービスにログインしよう

「dstick」のトップ画面から、自分が契約しているサービスを選んでカーソルでタップ。あるいは、「dstickリモコン」アプリの画面下のボタンを押しても選択できる

画面中の「ログイン」ボタンを押す

上の写真は「dビデオ」のトップ画面。緑で囲んだ部分が「ログイン」ボタン。当然のことながら、ログインしないと作品を視聴することはできない

docomo ID入力画面にて
IDとパスワードを入力する

「ログイン」ボタンを押すと、docomo IDを入力する画面にジャンプする。緑で囲んだ部分にカーソルを合わせてタップすると、スマホのソフトウェアキーボードから入力できるようになる

黄色のボタンが消えたら「ログイン」成功!

「ログイン」が成功すると、黄色かったボタンが黒に変わる。これで、コンテンツにアクセスできるようになる

「dビデオ」内から作品を選んで視聴してみよう

 国内外の映画からドラマ、アニメ、音楽、BeeTVなどの約9,000タイトル以上が、月額525円(税込)で全部見放題というのが「dビデオ」のウリ。ですが、ラインナップしている作品は、多少古かったりするものが大半で、ハリウッドの超新作! みたいな作品は今のところありません。まぁ、価格が価格ですし、見逃してしまった懐かしの映画を楽しむといった用途なら、まずまず満足できそうです。

メニューボタンから観たいジャンルを選ぶ

緑で囲んだ部分のボタンがジャンル選択のボタン。「映画」をタップすれば、中で「洋画」、「邦画」などといった細かいジャンルを選択することができる。ここでは「BeeTVオリジナル」を選んで進んでみることに

観たい作品を選択して詳細画面を開く

ジャンルを選ぶと、ラインナップしている作品の一覧が表示される。「dstickリモコン」アプリを縦になぞれば、テレビ側の画面がスクロールする。観たい作品が決まったら、タイトルの付近をタップしよう

黄色の「視聴する」ボタンをタップ

今回選んだ作品は、全12話という続き物なので、「まとめて視聴する」と「本編を視聴する」の2つのボタンが表示されている。一話ずつ観る場合は「本編を視聴する」で、第何話を観るか選択することができる

ストリーミングのビットレートを選択する

「dビデオ」にある動画のビットレートは、300kbps、500kbps、1.5Mbpsの3種で、それが、それぞれ「普通」、「きれい」、「すごくきれい」という画質モードにあたる。「dstick」の場合、Wi-Fi接続なので、ほとんどの場合「すごくきれい」を選べばOK

再生前にライセンス処理が行なわれる

「dビデオ」を複数のデバイスで利用する場合、再生の前にはデータ復号のための「ライセンス認証」というステップが挟まる

再生スタート!
気になる画質は…?

1.5Mbpsの「すごくきれい」モードで再生した画面を、ミラーレス一眼で撮影したのが上の2点。ほとんどの作品がSD画質なので、「dビデオ」は、ちょっとフォーカスが甘いDVDくらいの画質といった印象。60インチモニターではアラが目立ってしまったが、それほど不満がつのるような画質ではない

「dstickリモコン」アプリで
シーン選択や画質選択が可能

作品の視聴中に「dstickリモコン」アプリで早送り・巻き戻しをシークバーで行なうことができる。また、頻繁に映像が止まってしまうような場合には、再生画質を変更することもできる

「dアニメストア」や「dヒッツ」も
同様の操作で視聴できる

 同じ「dマーケット」内の「dアニメストア」や「dヒッツ」も、「dビデオ」同様の操作で再生することができます。ただ、写真で見てわかるとおり、インターフェースの共通点がなく、操作がサービスごとに異なっています。また、docomo IDでのログインも個別に行なう必要があります。できればログインは1度で済ませられると楽なので、そこは今後のアップデートに期待したいです。

「dアニメストア」のトップ画面。オススメ作品のジャケット写真が大きく表示される

「作品ページ」画面。1話ずつ観ていくようなスタイルだ

「Smart Play」からYouTubeや
ホームサーバーにあるコンテンツが観られる

 筆者的にかなり期待していた機能が、DLNA対応機器のコンテンツが観られる「Smart Play」機能。

 事前の情報で、BDレコーダーなどの録画番組の再生はできない(DTCP-IP非対応)ということは知っていたのですが、パソコンにある動画をワイヤレスで再生できたらイイなと思い、早速試してみました。

 自分で撮影した動画ファイル(GALAXY S IIIで撮影)を、PS3 Media Serverというサーバーソフトで共有して、「dstick」からアクセスしてみたのですが、いざ再生しようとするとエラーが出て再生させることはできませんでした。写真のjpgデータなら見ることができるので、サーバー側には問題はなさそうなんですが……。「dstick」の「Smart Play」で再生可能な動画形式などは公表されていませんので、もう少し情報があれば何とかなりそうな気はするのですが、このネットワークメディアプレイヤー的な「Smart Play」機能は、こちらもアップデートでもう少し拡張されることを期待します。

 同じ画面の中にある「YouTube」の方は、スマホ側で検索ワードを入力できたりと便利です。テレビやBDレコーダーにYoutube視聴機能が付いていないなら、使ってみるのもいいでしょう。

トップ画面の「Smart Play」を押す

「dstick」のトップ画面で、緑で囲んだ「Smart Play」を選択してタップ

ホームコンテンツを選んでタップする

「Smart Play」のトップ画面から、上の「ホームコンテンツ」と書かれた丸いマークをタップ。DLNA対応機器の電源が入っているかもチェックしておこう

パソコンのHDDの中身が表示された!

PS3 Media Serverを起動したパソコンに内蔵してあるHDDの中身にアクセスできた。並んでいる文字はフォルダの名前だ

写真は表示できたが、動画は失敗……

パソコン側のフォルダに入っているデジカメ写真は、「dstick」で表示することができた。動画再生に成功できなかったのは残念だったが、また挑戦してみたい

YouTubeの視聴はまずまず

「dstickリモコン」アプリで、検索キーワードの入力ができるのは便利。大きな画面でYouTubeのハイビジョンコンテンツが観られるのは満足度が高いが、インターフェースの使いやすさはイマイチ


はたして「dstick」は買いなのか?

 8925円(税込)という価格には多少迷ってしまうかもしれませんが、とにかく大きな画面で「dマーケット」の「dビデオ」「dアニメストア」、「dヒッツ」を楽しみたいと言う人にはオススメできる製品。外出時にはスマホの液晶ディスプレイで観て、帰宅したら続きを「dstick」を接続したテレビで観るというスタイルは、意外と快適です。

 5月31日まではプレゼントキャンペーン(http://www.docomo-de.net/05/dstick/index.html?parm=src)をやっていますので、気になった方は今すぐ応募してみましょう!

【SmartTV dstick 01】

■サイズ:高さ 約27mm×幅 約83mm×厚さ 約11.7mm
■質量:約23g
■Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n
■Bluetooth:V2.1+EDR


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