Q2:アンチウイルスソフトは導入したほうがいいの?
A:できれば活用したいがニセアプリに注意!
スマートフォンもPCと同じでウィルスなど不正プログラムの被害を受ける可能性はある。そこで、セキュリティソフトの導入を検討したい。中にはドコモのように、機能限定ではあるが無料で使えるウィルス対策アプリを提供している場合もあるので、チェックしてみよう。
ドコモの場合はAndroidスマホ向けに「ドコモ あんしんスキャン」のアプリを提供している。無料で利用できる範囲は、アプリのインストール時やmicroSDカード装着時のウィルスチェックなど。月額210円の有料サービスを申し込むと、個々のアプリの個人データ取得状況の確認や、危険なウェブサイトのチェックにも対応する。
auは「安心セキュリティパック」でウイルス対策ソフトが提供されるほか、多数のアプリが月額390円で使い放題になる「au スマートパス」でもウィルス対策ソフトの提供が含まれる。ソフトバンクも有料の「スマートセキュリティ powered by McAfee」(月額315円)が利用可能。これは前述の「スマートフォン基本パック」にも含まれている。
また、PCでも有名なセキュリティソフトのモバイル版も多数登場している。「Norton」「マカフィー」「ウイルスバスター」「カスペルスキー」などで、ウイルス対策だけでなく前述の遠隔ロックなども含まれることが多い。費用も年額2980円程度で、通信事業者の月額契約よりも安いことがある。
そのほか、無料版のセキュリティーアプリも多数存在するが、セキュリティーアプリとなると、スマートフォンの中身のほとんどを握られることになるので、利用は信頼できる会社が提供するものだけに限定したい。個人情報を収集するだけのニセアプリが紛れていることもあるからだ。
Q3:おサイフケータイのスキミングってありえるの?
A:現在はあまり心配する必要はないが……ありえる
非接触で決済するおサイフケータイ。店頭などで自らスマートフォンをリーダーにかざずが通常の使い方だが、満員電車などで勝手にバッグに決済機を近づけられ、不正に買い物されるという心配は誰も描くところだろう。
仮にバッグに決済機を近づけられたとしても、決済機は比較的大掛かりなものとなるので、大きな機械を持って他人に近づくことは難しい。履歴の読み取りくらいであれば、コンパクトなノートPCとリーダーを近づけ、盗み読むことはなんとか可能かもしれないが、実際に決済でお金を引き出すとなると簡単にはいかないと思われる。
今のところ過剰に警戒する必要はないと思われるが、スマートフォンにはおサイフケータイのロック機能もあり、アプリからロック設定を行なえば反応しなくなる。気になる人や、人混みに遭遇することが多い人は、使うとき以外は設定しておいたほうがいいだろう。
また、カードで使えるスキミング防止のシートもスマートフォンに重ねることで使える。ただ、重ね方によっては通常の通信・通話の電波も遮断してしまうこともある。
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