Q7:見慣れない番号から「なくしたスマホが見つかった」と連絡が……
A:郵送でも同じ内容の通知が来ているか確認
落し物は旅館やホテル、テーマパーク、交通機関で見つかっても、最終的には警察に集められる。このため、遺失届を出している場合は警察から連絡がある、と思いがちだがそうではない。実際には警察から携帯電話事業者へと調査依頼があり、携帯電話事業者から連絡を受けることになる。
電話をなくしているので、電話ではなく基本は郵便での通知となるが、代替の携帯電話を受け取っている場合は、携帯電話事業者から電話がかかってくることもある。
先ほども書いた通り、スマホは個人情報のかたまりであり、誰かがなりすまして電話をかけたりニセの通知を郵送したり、ということもありうるので、通知や連絡を受けたらその連絡先が確実に携帯電話事業者のものかどうかを慎重に確認した上で連絡したほうがいいだろう。
ただ、ドコモの「ケータイ補償お届けサービス」、auの「安心ケータイサポートプラス」で紛失のために代わりのスマホを受け取っている場合はゆっくりしていられない。
見つかった場合は原則10日以内に見つかった携帯電話を返送しなければならないため(詳しくはQ10を参照)、急いで警察から受け取る必要がある。
Q8:なくしたスマホが手元に戻って来た。やっておくべきことは?
A:一旦初期化して環境を構築しなおす
紛失に際し、一時休止の手続きをとっている場合はまずは再開手続きだ。
また、無傷で戻ってきたとしても、スマホはパソコンと同じように情報の詰まった精密機械。正常に通話できるか、通信できるかを試しただけでは少し不安だ。
一時的であれ、自分の手元を離れていた間に、何者かに操作された可能性があり、たとえば、情報を収集するマルウェアが仕掛けられていないとも限らない。
理想を言えば、一度すべて工場出荷状態にフルリセット(初期化)し、ゼロから環境を作り直すことが望ましい。画像やメール、電話帳などをmicroSDカードにバックアップし、リセットした後、バックアップを書き戻すという方法でもいいだろう。
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