4K対応テレビのラインナップ強化に乗り出した背景
ソニーが発表した4K対応テレビの「X9200A」シリーズは、65v型と55v型を用意。様々な解像度の映像を4Kに変換する4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」により、ハイビジョン放送やBDコンテンツの映像を4K解像度で楽しめる。
同社では、2012年度下期に、業界最大クラスとなる84v型の4Kテレビ「84X9000」を発売。168万円という価格設定も話題を呼んだ(関連記事)。
「台数が売れる製品ではないが、80型以上の大画面でありながらも高精細であることや、ライブ映像の臨場感に鳥肌が立ったというように高い評価を得ている。BRAVIAを感動を映し出す窓として、新たな感動を届けたい」などとして、4K対応テレビのラインナップ強化に乗り出した背景を語る。
65v型の65X9200Aの市場想定価格は75万円前後、55v型の55X9200Aは50万円前後となっている。
一方、4K対応テレビのほかに、新開発の広色域ディスプレー「トリルミナスディスプレイ」を搭載した液晶テレビのW900Aシリーズなど、4シリーズ8機種を発売。55v型から32v型までのすべての製品に、X-Reality PROを搭載した。テレビのリモコンに、スマートフォンやタブレットをタッチするだけで、これら端末の映像をブラビアの画面に映し出すワンタッチミラーリング機能、コンテンツを楽しむためのアプリケーション「TV Side View」にも対応している。
なお、ソニーでは、2013年度のプラビアシリーズのコミュニケーションメッセージとして、「目に見えるすべてを、4Kに。」を提示。大画面における4Kの高精細と、トリルミナスディスプレイにおける色彩再現の豊かさ、MAGNETIC FLUD SPEAKERによる音質面での優位性などを訴求していく考えだ。
「テレビを家族のものでなく、自分のものとして使っている人たちに対して、ブラビアが実現する圧倒的な臨場感を体験してもらう機会を増やしていきたい」としている。