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T教授の「戦略的衝動買い」 第236回

感動するほど簡単設定なウェブカメラ「カメラ一発!」

2013年03月27日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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クラウドとの連携で設定がとにかく簡単!

 カメラ一発!が従来のウェブカメラと大きく異なるのは、その設定の簡単さだと述べたが、実際の設定は、文字にするよりもっとあっけないほど簡単だ。カメラ一発!を有線LANで使うか、無線LANで使うかで多少設定は異なるが、いずれの設定も極めて簡単だ。

Wi-Fi機器ではお馴染みのWPSスイッチ。カメラとルーター側のWPSスイッチを押すことで自動的に両者のセキュアなリンクを実現してくれる

Wi-Fi機器ではお馴染みのWPSスイッチ。カメラとルーター側のWPSスイッチを押すことで自動的に両者のセキュアなリンクを実現してくれる

中央のLEDが青く点灯すれば無事、カメラ一発!とWi-Fiルーターの接続が成功した、ということ

中央のLEDが青く点灯すれば無事、カメラ一発!とWi-Fiルーターの接続が成功した、ということ

 有線LANなら、カメラ一発!の背面のRJ-45ポートとルーターのポートをイーサネットケーブルで接続するだけ。無線LANなら、カメラ一発!の前面にあるWPSボタンを長押しし、続いて既設のWi-Fiルーター側のWPSボタンを押して、両者が自動で接続されるのをしばらく待つだけだ。カメラ一発!前面のブルーのLEDランプが点灯したら接続完了だ。

 では、いよいよ従来のウェブカメラでは超難関だったクライアントからのアクセス設定を実践してみよう。ウェブカメラ登場の頃は、ウェブカメラにアクセスするといえば、そのクライアントのほとんどはパソコンだった。しかし、時代は大きく変り、昨今ではウェブカメラにアクセスするクライアントの多くはスマートフォンやタブレットが主流だ。

 カメラ一発!はパソコンの経験やウェブカメラ設定の経験が皆無でも超簡単に利用できる仕組みが取り入れられている。その原理は、超簡単無料電話で世界中の圧倒的ユーザー支持を獲得している「Skype」と同じだ。カメラ一発!もSkypeと同じく、初期設定終了後は、自ら既定のクラウドサーバーにログインして、ユーザーのアクセスを待っている状態なのだ。

スマホ一発!の最大のウリは、このID/Password Cardによる簡単設定だ!

スマホ一発!の最大のウリは、このID/Password Cardによる簡単設定だ!

カメラIDはカメラ一発!の本体裏に記載されたカメラIDと同じ。パスワードは初期設定値

カメラIDはカメラ一発!の本体裏に記載されたカメラIDと同じ。パスワードは初期設定値

 カメラ一発!には出荷時に、必ずカメラ固有の「カメラID」と「パスワード」(初期値)が記載された名刺大のID/Password Cardが付属している。ユーザーは、自分の使っているスマートフォンやタブレットの種類に応じて、App StoreやPlay Storeからクライアントアプリケーションである「カメラ一発!」をダウンロードして導入するだけだ。

クライアント側であるスマートフォンに「カメラ一発!」クライアントアプリをダウンロードして導入する

クライアント側であるスマートフォンに「カメラ一発!」クライアントアプリをダウンロードして導入する

「カメラの追加」を選択して、好きなカメラ名を付け、ID/Password Cardに記載された初期値であるカメラIDとパスワードを入力したら保存する

「カメラの追加」を選択して、好きなカメラ名を付け、ID/Password Cardに記載された初期値であるカメラIDとパスワードを入力したら保存する

表示されたカメラアイコンをタップするだけで、ほどなくカメラ一発!に接続され、画像が表示される

表示されたカメラアイコンをタップするだけで、ほどなくカメラ一発!に接続され、画像が表示される

 導入後はアプリを起動して、「カメラの追加」を選択し、自分のカメラにユニークな名前を付け、ID/Password Cardに記載されているID(カメラID)とパスワードを入力するだけだ。

感動の一瞬だ。昔のウェブカメラの設定を思い出すと、カメラ一発!のあっけないほどの簡単さに、ただただ驚くばかり。映像の下に列んだ4つのボタンで、スナップショットを撮影したり、動画録画したり、カメラ一発!側のサイレンを鳴らしたり、マイクロフォンのオン/オフや音量調整ができる

感動の一瞬だ。昔のウェブカメラの設定を思い出すと、カメラ一発!のあっけないほどの簡単さに、ただただ驚くばかり。映像の下に列んだ4つのボタンで、スナップショットを撮影したり、動画録画したり、カメラ一発!側のサイレンを鳴らしたり、マイクロフォンのオン/オフや音量調整ができる

 登録されたカメラをタップすればほどなくスマホの画面にカメラ一発!が現在捉えている風景が動画で配信されてくる。IDやパスワードは必要ならいつでもユーザーが変更できるのでセキュリティの観点からも安心だ。

 これまでNAT越えやダイナミックDNSの設定や調整で七転八倒したことがまるで嘘のような簡単さだ。将来、カメラ一発!をどんどん買い増しても、同様の手順で“カメラの追加”を行なうだけだ。

 iPhoneやiPad、Androidスマホやタブレット、Kindle Fire、Windowsパソコンなど、いずれでもほぼ同様の設定操作でスピーディーに活用が始められる。

2台目、3台目のカメラ一発!が増えても設定操作は同じ。スマホ版では、複数カメラの設定は可能だが、同時にモニターできるのはどれか一台のカメラのみ

2台目、3台目のカメラ一発!が増えても設定操作は同じ。スマホ版では、複数カメラの設定は可能だが、同時にモニターできるのはどれか一台のカメラのみ

スクリーンサイズの大きなiPadやiPad miniなら同時にモニターできるカメラ一発は4~6台になる。なかなか楽しい!

スクリーンサイズの大きなiPadやiPad miniなら同時にモニターできるカメラ一発は4~6台になる。なかなか楽しい!

6つのカメラ一発!をモニターできる画面で4つの表示しかないと……あと2台、どこかのカメラ一発!を表示したくなる。友人グループで買って楽しむことも考えてみよう

6つのカメラ一発!をモニターできる画面で4つの表示しかないと……あと2台、どこかのカメラ一発!を表示したくなる。友人グループで買って楽しむことも考えてみよう

Windowsパソコン用のカメラ一発!(クライアントソフト)なら、こんな画面で複数のカメラ一発!をモニターできる

Windowsパソコン用のカメラ一発!(クライアントソフト)なら、こんな画面で複数のカメラ一発!をモニターできる

最大でなんと36台のカメラ一発!をモニターできてしまう。もちろんこの画面から、各カメラ一発!に録画の指示やスナップショット撮影もできる

最大でなんと36台のカメラ一発!をモニターできてしまう。もちろんこの画面から、各カメラ一発!に録画の指示やスナップショット撮影もできる

 スマートフォン系なら、画面の物理サイズから、同時にモニターできるカメラ一発!の画面は1個だが、スクリーンサイズの大きなiPadやiPad miniなら同時に4~6台のカメラ一発!をモニターしたり、さらにWindowsパソコンなら同時に36台のカメラ一発!をモニターできてしまう拡張性も特徴。

 これなら個人利用だけではなく、従来、コストの観点で高額な監視カメラを導入しづらかった小さな企業にも十分対応できそうだ。

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