クラウドとの連携で設定がとにかく簡単!
カメラ一発!が従来のウェブカメラと大きく異なるのは、その設定の簡単さだと述べたが、実際の設定は、文字にするよりもっとあっけないほど簡単だ。カメラ一発!を有線LANで使うか、無線LANで使うかで多少設定は異なるが、いずれの設定も極めて簡単だ。
有線LANなら、カメラ一発!の背面のRJ-45ポートとルーターのポートをイーサネットケーブルで接続するだけ。無線LANなら、カメラ一発!の前面にあるWPSボタンを長押しし、続いて既設のWi-Fiルーター側のWPSボタンを押して、両者が自動で接続されるのをしばらく待つだけだ。カメラ一発!前面のブルーのLEDランプが点灯したら接続完了だ。
では、いよいよ従来のウェブカメラでは超難関だったクライアントからのアクセス設定を実践してみよう。ウェブカメラ登場の頃は、ウェブカメラにアクセスするといえば、そのクライアントのほとんどはパソコンだった。しかし、時代は大きく変り、昨今ではウェブカメラにアクセスするクライアントの多くはスマートフォンやタブレットが主流だ。
カメラ一発!はパソコンの経験やウェブカメラ設定の経験が皆無でも超簡単に利用できる仕組みが取り入れられている。その原理は、超簡単無料電話で世界中の圧倒的ユーザー支持を獲得している「Skype」と同じだ。カメラ一発!もSkypeと同じく、初期設定終了後は、自ら既定のクラウドサーバーにログインして、ユーザーのアクセスを待っている状態なのだ。
カメラ一発!には出荷時に、必ずカメラ固有の「カメラID」と「パスワード」(初期値)が記載された名刺大のID/Password Cardが付属している。ユーザーは、自分の使っているスマートフォンやタブレットの種類に応じて、App StoreやPlay Storeからクライアントアプリケーションである「カメラ一発!」をダウンロードして導入するだけだ。
導入後はアプリを起動して、「カメラの追加」を選択し、自分のカメラにユニークな名前を付け、ID/Password Cardに記載されているID(カメラID)とパスワードを入力するだけだ。
登録されたカメラをタップすればほどなくスマホの画面にカメラ一発!が現在捉えている風景が動画で配信されてくる。IDやパスワードは必要ならいつでもユーザーが変更できるのでセキュリティの観点からも安心だ。
これまでNAT越えやダイナミックDNSの設定や調整で七転八倒したことがまるで嘘のような簡単さだ。将来、カメラ一発!をどんどん買い増しても、同様の手順で“カメラの追加”を行なうだけだ。
iPhoneやiPad、Androidスマホやタブレット、Kindle Fire、Windowsパソコンなど、いずれでもほぼ同様の設定操作でスピーディーに活用が始められる。
スマートフォン系なら、画面の物理サイズから、同時にモニターできるカメラ一発!の画面は1個だが、スクリーンサイズの大きなiPadやiPad miniなら同時に4~6台のカメラ一発!をモニターしたり、さらにWindowsパソコンなら同時に36台のカメラ一発!をモニターできてしまう拡張性も特徴。
これなら個人利用だけではなく、従来、コストの観点で高額な監視カメラを導入しづらかった小さな企業にも十分対応できそうだ。
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