いろんな壁を越えて行く
―― 今回のツアータイトルが「このへんで一番旨いものをよこせ!」になったのは?
武井 東京にいるwowakaさんとマンボウさんの3人で年明けに会いまして。そこでマンボウくんが発案してくれたのが、このタイトル。おいしいもの、行けばあるよね、食べさせてよ、って言うことです。
―― ストレートに欲求を表明しつつ、現地へのリスペクト感もあるいいタイトルだと思います。vol. 1と銘打っているからには、このツアー、次もあるんですよね?
武井 終わらせたくないなあと。他にも一緒にやりたいバンドはあったんですが、お願いしてスケジュールが合ったのがこのバンド。もしこれが成功すれば、若いお客さんが来やすい、夏休みなんかの期間に次のツアーを組みたい。そして他の都市にも行ってみたい。何も具体的な話はないですけど、東北に限らず、今まで彼らが行けてないところに一緒に行ければなという想いはあります。
―― でも、大丈夫なんですか、あの、お金とか。
武井 まあ、儲かりはしないですけど、自分で出来る範囲でやろうと。今回スタッフを入れて20人くらいのツアーになるので、バス代もそうですが、宿代とか、まあ色々……。
―― じゃあ、やっぱお客さんを集めないと。
武井 今回はいろんな壁を越えていくので、その土地々々のファンの人達には是非来てほしいなと。「えっ、来てたの? 知らなかった!」みたいな人を一人も出したくないです。
―― そんなわけで宮古、大船渡、石巻の近隣にお住まいの皆さん、万事繰り合わせの上ご来場いただき、ぜひ近隣の皆様に周知徹底をよろしくお願いします!
著者紹介――四本淑三
1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。
この連載の記事
-
第164回
トピックス
より真空管らしい音になるーーNutubeの特性と開発者の制御に迫る -
第163回
トピックス
超小型ヘッドアンプ「MV50」のCLEANは21世紀の再発明だった -
第162回
トピックス
欲しい音を出すため――極小ヘッドアンプ「MV50」音色設定に見る秘密 -
第161回
トピックス
最大出力50Wのヘッドアンプ「MV50」は自宅やバンドで使えるのか? -
第160回
トピックス
新型真空管「Nutube」搭載ヘッドアンプのサウンドはなにが違う? -
第159回
トピックス
開発で大喧嘩、新型真空管「Nutube」搭載超小型ヘッドアンプ「MV50」のこだわりを聞く -
第158回
トピックス
唯一無二の音、日本人製作家の最高ギターを販売店はどう見る? -
第157回
トピックス
「レッド・スペシャルにないものを」日本人製作家が作った最高のギター -
第156回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターを日本人製作家が作るまで -
第155回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターは常識破りの連続だった -
第154回
トピックス
てあしくちびるは日本の音楽シーンを打破する先端的ポップだ - この連載の一覧へ