料理の写真を比較してみる
実物に近いのはGALAXY S III α
次にAQUOS PHONE ZETAがシーンの自動検出で料理の認識率が高いことを謳っており、これも試してみることにした。他の2機種も初期設定のまま(標準)で撮影してみる。
AQUOS PHONE ZETAのシーンアイコンを見ていると、すぐに料理の表示に切り替わった。
撮影した写真を見比べると、HTC J butterflyは全体的に黄緑っぽくなってしまった。GALAXY S III αは一番実物に近い感じ。食器の色、パスタやサラダの色もほぼ見た目通り。ただし手前のピントが甘い。AQUOS PHONE ZETAはピントはバッチリだったがちょっと食器やパスタの色が薄い。ただAQUOS PHONE ZETAの場合、照明が暗いところでもシーンが「料理」になることが多い印象。飲食店の店内の明るさを意識しているのかもしれない。
butterflyの広角88度のインカメラは
他の2機種に無い魅力
次にHTC J butterflyのインカメラが広角88度というレンズを使っている点にも注目した。仲がいい友達と一緒に写真を撮る場合など、多くの被写体が入りやすいとアピールされているが、他の2機種と比べてどの程度差があるのか? そこで人形を3体並べて、距離を統一して撮り比べてみた。
ほぼ被写体から30cmの距離をとっている。横画面で撮影しているため、インカメラの位置が違い、まったく同じ位置とはならないものの、HTC butterflyが一番広く撮れているのがわかる。3体の人形が完全に収まった。他の2機種はどうしても切れてしまう。
なおインカメラの撮影では、HTC J butterflyは画面をタップするとカウントダウンが始まりシャッターを切る。AQUOS PHONE ZETAはやはり画面をタップするだけ。この画面をタップするだけという機能は手の動きが限られているときに便利。GALAXY S III αはシャッターボタンを押す必要があるので、持ち方が悪いと押しづらいこともある。
いつもの写真を比較すると
GALAXY S III αが良さそう
つづいて、いつもの被写体も撮影して比較してみよう。
GALAXY S III αが実物に近い印象。料理の写真のときもそうだが、色がかなり近い感じに撮れている。HTC J butterflyも若干暗くなければ良い印象。逆にAQUOS PHONE ZETAはアヒルの人形のあたりが明るすぎる感じとなった。今までの比較と比べると、ウサギのぬいぐるみが汚く写ることが無く、どの端末でも満足できそうだ。
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