au版iPhoneユーザーの
iPhone 5への移行はどうなる?
au→auでは月額料金は基本的に変わらない
au版iPhone 4Sユーザーの場合、2012年1月31日まで提供されていた「ISフラット iPhone スタートキャンペーン」の対象であればパケット定額は月4980円、それ以降のユーザーだと月5460円だ。
au版iPhone 4S ユーザー |
au版iPhone 5に 機種変更 |
SB版iPhone 5にMNP | |
---|---|---|---|
基本使用料 | プランZシンプル | LTEプラン+誰でも割 | ホワイトプラン(i) |
980円 | 980円 | 0円(最大2年) | |
ISP料金 | IS NET | LTE NET | S!ベーシックパック(i) |
315円 | 315円 | 315円 | |
パケット定額 | ISフラット | LTEフラット | パケット定額 for 4G LTE |
5460円/4980円 |
5460円 (7GBまで、最大2年) |
5460円 | |
合計 | 6755円/6275円 | 6755円 | 5775円 |
その他コスト |
3150円 (契約変更事務手数料) 実質本体代金が +9360円 |
1万5225円 (契約解除料など) |
後者の例で見ると、LTEに対応したau版iPhone 5に機種変更した場合でもパケット定額の金額は2年間は変わらない(前者の場合は480円プラス)。
au版iPhone 5では無料通話分を含むプランは
選択できないのが痛い!
au版iPhone 4S→au版iPhone 5の機種変更で問題になるのは、選択できる基本プランの種類だ。
従来のauは、1~21時のau宛通話が無料になる「プランZシンプル」、無料通話分を含まない「プランEシンプル」、無料通話分を含み、通話料も異なる「プランSSシンプル」「プランSシンプル」「プランMシンプル」など、多様なプランがあり、しかも自由にプランを変更できるのが大きなメリットだった。
ところが、iPhone 5では「LTEプラン」しか選択できない。「LTEプラン」は1~21時のau宛通話が無料になるが、無料通話分は含まれない。たとえば会社の固定電話に短時間の電話がほとんどといったユーザーには、不適なプランである。従来の料金プランに魅力を感じていたauユーザーは、当面iPhone 5に機種変更しないという選択肢もありえるだろう。
ソフトバンク版iPhone 5にMNPで移行は
ソフトバンク→auのケースとほぼ同じ金額
au版iPhone 4Sから、ソフトバンク版iPhone 5にMNPで移行するケースだが、キャンペーンの「スマホタダ割」により、基本使用料が最大2年間無料になるのは、ソフトバンク→auと同様。契約事務手数料(3150円)、MNP転出手数料(2100円)に加えて、2年契約が前提としたプラン(「誰でも割」など)に加入していた場合にかかる契約解除料(9975円)まで金額も同じである。
ただし、スマホタダ割はさらにソフトバンクポイントが最大5280ポイント(220ポイント×24回)付くというメリットもあるほか、基本使用料2年間無料+ソフトバンクポイント5280ポイントの代わりに、「iPad mini Wi-Fiモデル 16GB」版の実質負担額を0円で入手するという選択も可能だ。詳しくはこちらでチェックしてほしい。
以上、非常に長い記事になってしまったが、iPhone 5を購入する上での参考になっただろうか。テザリング開始やソフトバンクによる12月のキャンペーン変更で、ソフトバンク/auはほぼ似通った内容で、若干ソフトバンクがオトクな部分もあるが、一方でauスマートバリューの適用範囲の広さはポイントになりそうだ。
なお、冒頭にも述べたように、本記事で紹介したキャンペーン情報はいずれも基本的に今年1月31日までが期限となっている。継続されるものもあるだろうが、2月以降は春商戦向けに新キャンペーンの展開が予想できる。記事自体はそのタイミングで更新予定だ。