レノボ・ジャパンは16日、Windows 8をタッチで操作できるUltrabook「ThinkPad X1 Carbon Touch」を発表した。
ThinkPadシリーズ初のUltrabook「ThinkPad X1 Carbon」に、Windows 8およびマルチタッチスクリーンを搭載したモデル。
14型のディスプレーには、1600×900ドットの非光沢パネルを採用した。最大10本の指を同時に認識する10点マルチタッチに対応する。
最薄部で約10mm、最も厚い部分でも21mm以下の薄型PCながら、筐体にカーボンを用いることによって堅牢製を確保。これによって安定した打鍵感が得られ、長時間ストレスなくキー入力できるという。キーボードバックライトも搭載されており、暗い場所での操作も快適だ。ポインティングデバイスにはThinkPad X1 Carbonと同じく、マルチ・ジェスチャーに対応したガラス製のクリックパッドも搭載した。
上位モデルの「3444CUJ」は Core i7-3667U(2.0GHz)と、240GBのSSDを搭載。下位モデルの「3444CWJ」でもCore i5-3427U(1.8GHz)と180GBのSSDを備え、Core i5-3317U(1.7GHz)と120GBのThinkPad X1 Carbonの標準モデルと比べて、ハードウェアが強化されている。重量は1.36kgのThinkPad X1 Carbonより180g増え、1.54kgとなった。
内蔵バッテリーで約7.8時間の駆動が可能だという。35分で約80%の充電が可能な「RapidCharge(ラピッド チャージ)」にも対応する。
外部インターフェースとして、USB 3.0とUSB 2.0をそれぞれ1つずつ持つ。さらに、SD/SDHC/SDXC/MMCに対応した「4in1メディアカードリーダー」、HD720pカメラ、指紋認証機能を標準で搭載。追加オプションでBluetooth v4.0に対応させることもできる。
レノボは法人向けモデルを1月18日に、個人向けモデルを1月25日に発売する予定。直販サイトでの販売価格は、3444CUJが21万2100円、3444CWJが17万9550円。
主なスペック | |
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製品型番 | 3444CUJ/3444CWJ |
CPU | Core i7-3667U(2.00GHz)/Core i5-3427U(1.80GHz) |
チップセット | モバイル インテル QS77 Express |
ビデオチップ | Intel HD Graphics 4000 |
メモリー | 8GB/4GB |
ストレージ | SSD 240GB/SSD 180GB |
光学式ドライブ | ── |
ディスプレー | 14.0型マルチタッチ液晶(解像度1600×900ドット) |
有線LAN | ── |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n |
インターフェース | USB 3.0×1、USB 2.0×1、音声入出力、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | 4in1 カードリーダー(SD、SDHC、SDXC、MMC対応) |
サイズ | 幅331×奥行き226×厚さ20.8mm(最薄部10mm) |
重量 | 1.54kg |
バッテリー駆動時間 | 公称約7.8時間 |
OS | Windows 8 Pro(64bit) |