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15万人との交流から生まれるペットゴー流カイゼン術 (3/3)

2013年02月01日 11時00分更新

文●三浦たまみ

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コミュニケーションをもっと活発に

 顧客とのコミュニケーションに関して、現在、開発中なのが自社SNSのシステムだ。同社は、Facebookにもページも設けているが、自社SNSにこだわるのはなぜだろうか。

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「当社のSNSは、お客さまと当社、お客さま同士、お客さまとメーカーや問屋さん、というように、SNS本来の主体であるお客さまが、いろいろな人とつながれるようにしたいと考えています」(黒澤 弘社長)

「Facebookの企業ページは、どうしても、一方的な宣伝や告知に終始してしまいます。これに対し、自社SNSの主体は、あくまでもお客さま。お客さまと当社の交流の場にするのはもちろん、お客さま同士でも活発に意見交換、情報交換できる場にしてほしいと思っています」

 自社SNSでは、自分のペットの写真を投稿できるフォトコンテストの開催も予定するなど、お客さまが楽しめるコンテンツも多数用意したいと考えている。しかし、単なるSNS作りにとどまるつもりはない。

「ゆくゆくは、メーカーさんや問屋さんにも参加してもらいたいと考えています。お客さまが商品に対して何を考えているのかを、じかに知ってもらうことが、よりよい商品開発につながっていくと思うからです」

 メーカーまでも巻き込んだ「お客さま参加型」のネットショップ作りで、さらなるステップアップを目指す同社の今後に注目していきたい。

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ペットビジョンのFacebookページ

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