ソフトバンクモバイルは、2013年2月以降に衛星電話サービスの提供を開始すると発表した。
同社が提供する衛星電話サービスは、アラブ首長国連邦のドバイに本拠を持つThuraya Telecommunications Company(スラヤ テレコミュニケーション カンパニー)社の衛星通信設備を用いるもの。リリースによると「北南米などの一部の国と地域を除く全世界で、日本のエリアカバー率は100%になります」とのこと。
Thuraya社のサイト内の情報では、ボーイング社製の通信衛星を3基利用しており、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、中近東、アジア、オーストラリアなどがサービスエリアに含まれているが、北南米はマップにも記述されていない。
なお、衛星電話は災害時など企業や団体の危機管理の高まりにともなって需要が高まっている。KDDIはイリジウムとインマルサットの両サービス、NTTドコモはインマルサットと国内向けのワイドスターIIを提供している。