晴れた冬の日は日の当たる縁側で膝に猫をのっけて、ようかんでもつつきながらお茶をすすって過ごしたいものですなあ。
というわけで、膝猫の話。
先日、「Nikon1 V2」を持って猫を撮りに行ったとき、くつろぎすぎな膝猫を見つけたのだ(冒頭写真)。
ベンチに座っている女性の膝で、思いっきり気持ちよさそうにお昼寝してて、「この猫をよく知ってるんですか?」と問うと「実ははじめてなんです」と半分困った顔。
実はこの猫、誰の膝にでも乗るとそこでは有名な猫だったので、私も何度かそのベンチに座っている人の膝に乗ってる姿を見たことあるのだけど、さすがに寒い日だけあってくつろぎ方が半端ない。
しかもよく見ると、たすき掛けのしたバッグの隙間に身体を預けて、うーんと伸びてるではないか。
ひとこと断って写真を撮らせてもらったのだけど、その間にも丸くなったり伸びをしたり、目をほとんど開けることもなくぐだーっとしまくり。
いやあ、いいですなあ。わたしも膝に乗ってほしくて、少ししてまたここを訪れたんだけど……姿が見えなかった。残念。
そうそう、膝猫を撮るときは乗っけている人にひとこと断ること。大事。
というわけで膝猫写真を発掘してみた。
まずは膝子猫。たまたま子猫を連れてきてた人がいて、そのとき撮影してたモデルさんがひょいと膝に乗っけたのでそのスキに。いやあ、子猫はずるいですな。子猫らしくふわっと露出オーバー気味で撮ってみた。
次は膝というより「おなか猫」。この連載でも何度か登場してる「にーに」なんだけど、とにかく飼い主にべったりで、飼い主がソファーに座ると即座におなかに飛び乗って、こんな風に顔をじーっと見つめたりするのだ。もう愛されすぎ。
小さいときに公園に捨てられた猫で、公園で5年ほど育ったのち(その頃から有名な膝猫だった)、おばあさんに引き取られたものの、そのおばあさんが亡くなり、いったんうちで引き取って数ヵ月過ごしたのち、彼女に引き取られたのだ。
そして今はこうである。よかったねえ。
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