街中をぶらぶら 公衆無線LANさんぽ
さて、そんな三者三様の公衆無線LANを試すべく平日午後に都内各所をぶらぶらと散歩してみた。
ベースの考え方としては、スポット指定されている飲食店やコンビニでは当然通信できるはずなので、それは意識せず(店舗などには入らず)、都内の有名な場所で公衆無線LANはどれくらい使えるものなのかを試した。
実際にノートPCを広げて調査するよりも、機動力や周囲の人への配慮を考えて今回はスマホで調査している。
ちなみにdocomo Wi-Fiだけは、Android向けの接続ツールをインストールすることで、他社のスマホでも接続が可能。たとえばパケット代節約のため、データ通信をオフにしたauのスマホに、docomo Wi-Fiの接続アプリをインストール、docomo Wi-Fiのエリアだけ通信するという運用も可能だ。
使用した機種は、ソフトバンクがファーウエイの「STREAM 201HW」、auが「MOTOROLA PHOTON ISW11M」となる。docomo Wi-FiはSTREAM 201HWに接続ツールをインストールして使った。速度の測定は「RRB TODAY」が提供している「SPEED TEST」のAndroid版アプリで行なっている。
前回同様、通信状況は時間帯や人の混雑ぶり、さらには無線LANの混雑ぶりによって変化するのであくまで参考として読んでいただきたい。
スカイツリーの下はドコモが爆速!
東京ソラマチの公衆無線LAN
東京ソラマチの中は飲食店のいくつかがスポットになっている。1階のスターバックス付近で試したところ、3社とも利用可能。ソフトバンクの電波が若干弱かったためか上り速度が振るわない。
ここではドコモが最速で下り19.53Mbpsと上下とも20Mbpsほどの速度を記録した。ここで撮影したデータをクラウドにアップロードする際でも、高速な通信回線のおかげで快適にできるはずだ。
逆に、使える場所はごく一部で、それ以外は使える場所はかなり少ないという印象だ。
寒風が身に染みる上野駅
Wi-Fiスポット調査も寒い結果に
上野駅といえば大きな吹き抜けになっている改札前の広場が有名だが、そこでは残念ながらソフトバンク以外は使えなかった。ソフトバンクも決して安定しているわけでななく、接続をしようにも途中で切れてしまって速度測定までに至らないこと多数。ようやく安定して通信ができる場所を見つけ、なんとか速度計測ができた。
ドコモは周囲をさんざん歩きまわった末、実際に速度を測定したのは一歩階段を下がった東京メトロ銀座線の改札口付近。地下鉄は以前からdocomo Wi-Fiのエリアとなっており、地下鉄の駅まで行けば通信できるかもしれないと思って行ってみたら、案の定通信が可能だった。
そして、残念だったのがau。エリアであるはずの喫茶店の前でも通信できなかったので、上野駅での通信を断念した。本来は店舗のための公衆無線LANであるので、ただの駅利用者には利用させてもらえないのは仕方がない。
今回はあまり時間をかけていないので、じっくり駅の周りを回ることができたなら、良い場所が見つかった可能性もあるだろう。
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