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年末年始の里帰りをサポート! 最新カーナビはここまで進化した! 第1回

帰省シーズン到来! カーナビを買う前にカーナビを知ろう

2012年11月21日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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設置場所を選ばない使い勝手の良さ
ポータブルタイプ

 ポータブルタイプだが、これは言うまでもなくPNDだ。オンダッシュタイプのように、ダッシュボードに直接設置する。オンダッシュタイプと違うのは、モニターと本体が一体になっており、携帯性に優れているという点。ゴリラやnav-uが登場する前はDVDやHDDタイプのポータブルナビもあったが、最近はほぼフラッシュメモリータイプに移行した。

 国内外のさまざまなメーカーがこぞって新製品をリリースしているので、商品のバラエティーでいったらピカイチ。3型くらいの小型でナビ以外の機能を搭載していないモデルから、2DINタイプにも負けない7型ディスプレーを搭載し、AV機能も兼ね備えているハイエンドモデルまで多種多用だ。

 設置するための吸盤はメーカーによって仕様が違い、ソニーやカロッツェリアのようにどこでもくっつく吸着性の高いものと、土台を貼り付けてから吸着させるタイプの2種類がある。後者の場合、土台がついてない他のクルマで使うのは厳しいので、汎用性という部分においては前者に負けている。最近ではバイクや自転車にも装着できるPNDも増えてきた。

 ポータブルタイプのデメリットは、ナビ以外の機能が弱いことに尽きる。それらの機能を削って低価格を実現しているから仕方ないが。また、車内に設置しっぱなしだと簡単に盗まれてしまうので、クルマから離れるときは持ち歩くかグローブボックスにしまっておくといいだろう。もともと低価格なので被害には遭いにくそうだが。

PNDの性能の底上げをしたと言っても過言ではない完成度だった、ソニー「nav-u」シリーズ

スマホはPNDに取って代われるのか!?

 最後にスマホナビを解説しよう。スマホの急激な普及にともない、カーナビとして使う人も増えてきた。とくにAndroidスマホは最初からGoogleのナビがインストールされており、無料でそこそこ使える。このことから、2010年代のカーナビの主流になるのではないかと言われている。

 有料のアプリは、値段こそ月額315円や1年間3000円などバラバラだが、ことナビ性能だけに限って見るとPNDに迫るものが多い。とはいえ、端末によってGPSの精度などが違うので、ナビの正確さではまだまだフルナビやPNDに軍配があがるだろう。

スマホの性能が良くなってきたら、PNDと逆転する可能性も十分ある。今でも「スマホで十分」という人は多い

次回予告:主要メーカーの最新カーナビを紹介

 カーナビ特集2回目は、日本の主要メーカーがリリースしている最新モデルの2DINフルナビを紹介する。どのメーカーも独自のテクノロジーを注ぎ込んだカーナビを開発しており、もはや道に迷わないのは当たり前、大事なのはその先の機能になっている。ぜひ、カーナビ選びの参考にしてほしい。

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