設置場所を選ばない使い勝手の良さ
ポータブルタイプ
ポータブルタイプだが、これは言うまでもなくPNDだ。オンダッシュタイプのように、ダッシュボードに直接設置する。オンダッシュタイプと違うのは、モニターと本体が一体になっており、携帯性に優れているという点。ゴリラやnav-uが登場する前はDVDやHDDタイプのポータブルナビもあったが、最近はほぼフラッシュメモリータイプに移行した。
国内外のさまざまなメーカーがこぞって新製品をリリースしているので、商品のバラエティーでいったらピカイチ。3型くらいの小型でナビ以外の機能を搭載していないモデルから、2DINタイプにも負けない7型ディスプレーを搭載し、AV機能も兼ね備えているハイエンドモデルまで多種多用だ。
設置するための吸盤はメーカーによって仕様が違い、ソニーやカロッツェリアのようにどこでもくっつく吸着性の高いものと、土台を貼り付けてから吸着させるタイプの2種類がある。後者の場合、土台がついてない他のクルマで使うのは厳しいので、汎用性という部分においては前者に負けている。最近ではバイクや自転車にも装着できるPNDも増えてきた。
ポータブルタイプのデメリットは、ナビ以外の機能が弱いことに尽きる。それらの機能を削って低価格を実現しているから仕方ないが。また、車内に設置しっぱなしだと簡単に盗まれてしまうので、クルマから離れるときは持ち歩くかグローブボックスにしまっておくといいだろう。もともと低価格なので被害には遭いにくそうだが。
スマホはPNDに取って代われるのか!?
最後にスマホナビを解説しよう。スマホの急激な普及にともない、カーナビとして使う人も増えてきた。とくにAndroidスマホは最初からGoogleのナビがインストールされており、無料でそこそこ使える。このことから、2010年代のカーナビの主流になるのではないかと言われている。
有料のアプリは、値段こそ月額315円や1年間3000円などバラバラだが、ことナビ性能だけに限って見るとPNDに迫るものが多い。とはいえ、端末によってGPSの精度などが違うので、ナビの正確さではまだまだフルナビやPNDに軍配があがるだろう。
次回予告:主要メーカーの最新カーナビを紹介
カーナビ特集2回目は、日本の主要メーカーがリリースしている最新モデルの2DINフルナビを紹介する。どのメーカーも独自のテクノロジーを注ぎ込んだカーナビを開発しており、もはや道に迷わないのは当たり前、大事なのはその先の機能になっている。ぜひ、カーナビ選びの参考にしてほしい。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第3回
トピックス
カロッツェリアのエアージェスチャー搭載楽ナビをネチっと堪能 -
第2回
トピックス
年末年始を渋滞知らずで越えられるカーナビはこれだ! -
トピックス
年末年始の里帰りをサポート! 最新カーナビはここまで進化した! - この連載の一覧へ