前回に引き続き、フルサイズセンサー搭載の「ニコン D600」で猫撮影。
飼い猫を撮るときの難点ってやっぱ部屋の暗さなのだよね。人間の目には明るくてもカメラ的にはそうでもなくて、それでも猫がじっとしててくれたり寝てたりしたら問題ないんだけど、せっかくの飼い猫なんだからもうちょっとアクティブなところとか、変なポーズした一瞬とか、撮りたいじゃない。
そんなとき、思い切りISO感度を上げてみるのだ。ぐいぐい上げてみるのだ。D600は最高ISO 25600まであがるのだ。
てな感じで、うちの猫を撮るのである。
まずは「かふか」をISO 1250で。50mmF1.8という明るいレンズで、前後がいい感じにボケてくれるといいなと期待して撮ってみた。なんかじっと眺めてます(冒頭写真)。
次は「大五郎」をISO 1600で。カメラ持ってのそっと近づいたら、ほわーっとあくびしてくれたのでその瞬間を。白系の猫をほわっと撮るために強めにプラスの補正をかけて。
歯が一本しか残ってないのがバレてしまう写真となりました。このほわっという感じがいいですなあ。
同じ日にかふかをISO 3200で。ちょっと感度を上げてみたけど全然問題なし。なんだか空中の一点をじーっと見てたのだけど、いったい何を見ていたのだろう。気になります。猫ってたまにそういうことあるよね。
うちのかふかってソファの背もたれの上でよくくつろいでるのだ。どうも背もたれと壁の間の凹みに身体がいい感じにおさまって落ち着くらしい。
だがしかし、ときどき、寝てる間に背もたれと壁の間が空きすぎててカポッとはまって妙な格好になってることがある。
おお、これは面白い格好で寝てるじゃん、撮らねば、とカメラを構えたら、その気配で起きちゃって、その拍子におっとっと。すかさず撮る。ISO 1600。
面白そうだからもうちょっとシャッタースピードを上げて、とISO 3200でさらに1枚。 こんな風になりました。「んがーー、おちるおちるっやばい」……ガシガシガシ……「よっこらしょ」とフキダシをつけたいくらい。
この連載の記事
-
第868回
デジカメ
14年前のコンパクトデジカメ、10倍ズームのキヤノン「IXY 50S」を引っ張り出してキジトラ三昧 -
第867回
デジカメ
予約しないと買えない本格派コンデジ、リコー「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」で気軽に猫スナップ -
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ - この連載の一覧へ