「CEATEC JAPAN 2012」の開催テーマは「Smart Innovation ― 豊かな暮らしと社会の創造」。テーマ通り、会場では「これが実現したらスゴイ便利!」といった製品やサービスが数多く見受けられた。そのなかで、筆者がブースを回って気になったモノをピックアップ。フォトレポートでお伝えしよう。
東芝ブースではSSDでもHDDでもない
両者の特徴を融合させたハイブリッドドライブが進化
NANDフラッシュ採用SSDを内蔵した2.5インチHDD自体は以前からあるが、こちらは1TBに対応したモデル
左が再起動時間で、右がアプリ起動時間。HDD搭載モデルと比較して、じつに約半分の時間短縮につながっているのは驚きだ
スライド式のUltrabookがdynabookで登場
ソニーからもスライド式のUltrabookが発表されたが、東芝からもスライド式のUltrabookが参考展示されていた。画像を見ての通り、すでに完成品に近く、近日リリースされるとのこと
タッチパッドを搭載しており、タブレットでも使用できるようになっている
こちらは変形機構部分
マスプロ電工ではペット向けのライブカメラが
アンテナで有名なマスプロ電工では、110度という広角レンズを採用した「お部屋を見守るライブカメラ」を展示。撮影エリアで動体を検知したらデジタルズームで被写体を中央に表示してくれる。夜間撮影もできる赤外線LEDにも対応
当然ながら、スマホからの撮影エリアの確認や有線LAN・無線LANも搭載している。発売時期は11月で3万円あたりを予定しているそうだ
動画ではなく、こちらは静止画対応の「カメラ付 お留守番チェッカー」。撮影エリア内で動体を検知したら撮影し、スマホやPCに静止画をメールで送ってくれる
お掃除ロボだけじゃなかった
偵察ロボや地球外探査ロボまであったiRobot
こちらはiRobotのブース。日本では円盤型の掃除ロボット「ルンバ」が有名だが、こちらでは地雷を除去したり、人間が入れないエリアを探索したり、はては地球外でも活動できるロボットが展示されていた
こちらはおなじみルンバ
地雷探査・除去ロボット「Ariel(アリエル)」。磯に埋められている地雷を探査・除去するロボットだ。磯に生息するカニをデザインして作られている
多目的作業用ロボット「PackBot(パックボット)」。人間が入れない紛争地域や事故現場などで、人命救助などの多目的作業を行なうロボット。2001年にアメリカで起きた同時多発テロでの人命救助や、中東の戦場で爆弾処理など多岐にわたって活躍している
地球外探査ロボット「Genghis(ジンギス)」。同社が初めて開発した地球外探査ロボットで、現在は米スミソニアン航空博物館に展示されている。昆虫をモデルにして設計された機動性・知的プログラムはその後のロボット開発の礎になっているという
偵察用小型ロボット「FirstLook(ファーストルック)」。人間が入れない危険な場所や狭い場所などに入り込み、内臓カメラで情報収集を行なうのが目的だ
ただの水槽かと思ったら違った!
水中で光で動画を伝送する実験
東洋電機のブースでは、水の中で光を送信することで映像を表示する技術。光の距離は30mで10Mbpsの速度という。現在は利用提案を募集中だそうだ
最後にアスキーブースをお届け!
最後にAMWブースをご紹介しよう。会場からのUstream中継がメインだが、歴代週刊アスキーやASCIIの歴史などをパネル展示している
97年創刊号も展示している週刊アスキーの歴史やコンピューターの歴史から振り返ったASCIIの35年をパネルで説明している。30代以降の人には懐かしさを感じるだろう
会場から週刊ならぬ月刊でもない、日刊アスキーを生配信しているぞ!
最後はASCII.jpらしくコンパニオンで締めたい。CEATECに来場したら、ぜひアスキーブースで足を運んでいただければ幸いである